「ドラクエ」のレベルファイブによる大人気ゲーム「妖怪ウォッチ」のコミカライズ

　『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』を手掛けた「レベルファイブ」によるゲーム版にはじまり、今ではテレビアニメ版が子どもに大人気の『妖怪ウォッチ』。幼児・小学生のわが子、親戚の子などのために、店に並んで妖怪メダルをゲットしたり、妖怪の名前を覚えたりする大人が続々出現するなど、日本中を巻き込んで大フィーバー中ですね。

　さて、メディアミックスが著しい「妖怪ウォッチ」のコミカライズ版が、電子版で登場です。作者は、主に『コロコロコミック』系列誌で活躍している小西紀行。ギャグあり感動ありのダイナミックな展開で子どもゴコロをグッとつかみます。

　本作は“フツー”の小学5年生・天野ケータがひょんなことから妖怪執事・ウィスパーと出会い、不思議アイテム「妖怪ウォッチ」を授かることから始まる、ドタバタギャグコメディ。この時計型アイテムを装着することによって、じつはあちらこちらに存在するユニークなヘンテコ妖怪が見えるようになり、その妖怪たちが抱える問題を解決することで次々と「友達」になることができます。心を許した妖怪はケータにメダルを与え、ケータはそれを「妖怪ウォッチ」にセットオンすることでいつでも「友達」を召喚し、相対する妖怪とバトらせることができるのです。

　個性豊かな妖怪たちが抱える悩みはさまざま。自分の夢を誰も認めてくれない、いるだけでその場の空気を重くしてしまう、食べ物である自分を食べてもらえなかった、など。楽しい絵柄に、ゲーム性豊かなストーリー、個性的なキャラクターのオンパレードで、妖怪ウォッチブームはまだまだ続きそうです。「妖怪ウォッチのはじめのほうは知らない」という方は、手軽に購入できるこの電子版から入ってみてはいかがでしょうか。