今夏アニメ化! 鉄道警察を舞台にした、話題のポリティカルアクション!!

2014/5/14

RAILWARS! ~日本國有鉄道公安隊~

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : 創芸社
ジャンル: 購入元:BookLive!
著者名:豊田巧 価格:486円

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 新しさ、というのは人間の大好物です。斬新とか、革新というやつです。特に、何かにつけて“出尽くした”と言われる時代では、より一層“新しさ”への渇望があります。出尽くしているのに、新しいというのも難しいですが、要するに切り口や解釈が新しいものが“新しい”とされます。キリストは「誰も新しい酒を古い革袋へ入れはしない」と言いましたが、現代ではその逆が好まれるのです。

 新しい酒を古い革袋へ。本作『RAILWARS!』はそういう意味で、まさに新しい作品です。

 舞台は日本。日本國有鉄道が分割民営化されなかった世界。もちろん、今のJRの前身、国鉄がモデルです。主人公・高山の夢は超安定かつ優良な国営企業・國鉄へ就職すること。安穏な運転士を夢見て、念願の研修へ望みます。しかし、研修として配属されたのは、なんと鉄道公安隊…!! それは、構内におけるあらゆる犯罪へ対処できる、軍隊のような屈強な警備部隊でした。トラブルにつぐトラブル。分割民営化を掲げる鉄道テロリストとの攻防も見え隠れしつつ、高山の想像とは真逆の熱血な毎日が幕を開けます。

 いわゆるポリティカルアクションですが、あくまで舞台は駅構内です。馴染みのある電車達が醸し出す、独特の日常感がなんといっても本作最大の魅力。機動警察パトレイバーのレイバーを電車に置き換えた感じ、というのが分かりやすいかもしれません。活躍する隊員と車両。乗り換えやダイヤを巧みに駆使した、緊迫の追走劇!! 鉄道ミステリの様な単なる装置ではなく、車両もひとつの主役です。特に鉄道ファンでもなんでもないですが、気が付くと電車を一種のメカとして観る自分が…。

 鉄道自体や駅のシステムなども細々と解説があり、これがまた勉強になります。明日から駅員さんや電車を見る目も変わるはずです。なんとなく電車=地味というイメージでしたが、本作によりキレイサッパリ払拭。今年の夏にはアニメ放送も開始するそうですが、電車通勤や通学のアナタ、要チェックです。

 我々は日々、なんとカッコイイメカに乗っていたのでしょう。敬礼!


安定志向の主人公・高山くん

テロ組織RJと戦う鉄道公安部隊!!

時刻表を駆使して犯人を追う!

主人公の配属された鉄道公安室第四警備班。略して警四(けいよん)っ!!