誰もが平等にひとつだけ持っているのが名字。そのルーツを探るのも、またたのしからずや・・・

菓子、飴、酢、不死原、恋仲、十九百、当別当、金魚、無敵、肉丸、父母、傘、義経、知識、勘解由小路、日本…
　　
これらはぜ～んぶ実在する名字。いやあ、あるわ、あるわ。一口は「いもあらい」と読むそうな。そのココロは、一カ所しかない出口に人が殺到するといも洗い状態になるから。一口さんちの祖先はさぞかしウイットに富んだ人だったんだろう。

おもしろい名字もあれば、先祖の職業を表しているものあり、歴史をしのばせるものあり、地形に由来するものあり、意味不明の名字あり。日本の名字は少なく見積もっても十数万種類あるそうだ。
　　
韓国ではたったの275種類、中国では3500種類だそうで、それを考えると日本の名字はゆたかというか、奥深いというか。しかも、この名字の種類、さらにじわじわと増えている。外国人が帰化したときに、新しく名字をクリエイトするから。な～るほど。
　　
自分や周りの人の名字の発祥の地や由来を調べてみるのと、意外な史実が発見できるかも。それが何の役に立つのかと言われたら身もフタもないが。
　　
ちなみに、私がこれまで出会った名字で珍しいと思ったのは「井」さんと「蛇口」さん。

各都道府県の珍しい名字が囲みで紹介されている。

人口や面積などのデータは、なじみの薄い土地を知るちょっとした手がかりに　（Ｃ）知的発見！探検隊／イースト・プレス