うっかり八兵衛、空耳アワー、ボケ笑いが好きな人必見! 茂木さんが説く脳と創造性の神秘

更新日:2011/9/12

脳と創造性

ハード : PC/iPhone/iPad 発売元 : PHP研究所
ジャンル: 購入元:電子文庫パブリ
著者名:茂木健一郎 価格:1,199円

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Mis・take  (間違い vs うっかり八兵衛) Mis・hearing (聞き間違い vs 空耳{アワー}) Mis・understand (誤解 vs  ボケ倒しのお笑い)
  
ミスを重ねる人を、愛情的に見つめたとたん、 その人は、既成概念に新たな解釈を与え、 新たな次元を拓くMyth(神話)な人になる。 「あの人は、Mysterious(ミステリアス)な人♪」

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不可解だけど、なぜか神秘的。その人を 創造力の人と言わずしてなんと呼ぶか?
  
そうした意味では、「生まれ出づる」その日から 私たちは、創造力を持っているのだ。
  
「あっちに転び、こっちに転び」 「書いては消して、消しては書き」 「会っては別れ、別れては会う」
  
赤ん坊の頃から始まった 好奇心ある自由な試行錯誤を縛らないこと。 それこそ、神秘力という名の創造力の母なのだ。
  
脳は、神経細胞が集合し活動する中枢。 つまり、神々が行き来する動的経路なのだ。
  
自宅本棚に表紙出しで鎮座する茂木さんの著書 『クオリア降臨』。 FaceUpされた茂木さんの顔を見つめていると、 こんなクオリアな感覚が降りてくる。
  
「能天気な人は、脳天気な人だ」
  
雨の日も、風の日も、日照りの時も、寒さも夏も. やはり、茂木さんの脳の中も、 めまぐるしく巡る天気のように、 神が行き来しているのだと、 この作品を読んでより強く思った。

新しいものを生む出す能力は、万人に備わっている。本作品の基底のメッセージである

生命力=創造力。生きていること自体ですでに、私たちは創造的であるのだ

科学・技術が新たな真実を解明するたびに、人間が本来持っているファジーな知性や可能性が、再発見されてゆく。古来に阿頼耶識や縁起を直覚していた仏陀たちは凄い

脳というと頭の部分を考えがちだが、身体に宿る脳というものの大事さも、多くの人々が気づきだしている

人間はなぜ飽きやすいのか?「新奇性選好」という「遊伝子」が人間にだけ多く組み込まれているのだと思えてならない