ひんやり迫るおそろしさと読後の美しさ――“ホラー”を読まず嫌いをしているあなたに

小説・エッセイ

2010/12/12

夜市――そこでは正当な対価さえ払えば、手に入らないものはない。けれど何も買わないうちは、決して、そこから出ることができず、永遠の夜にとじこめられてしまう。 同級生の祐司に連れられ、夜市にやってきた大学生のいずみ。彼は幼いころ、一度、訪れたことがあるという。 そこで対価として手放してしまった、「弟」を取り戻すため、今宵... 続きを読む