究極のツン『ロボット取締役』の下で新事業を進める美穂は瀕死の会社を救うことができるか?

更新日:2011/10/26

投資ミサイル The Investment Missile

ハード : iPhone 発売元 : PHP Institute
ジャンル: 購入元:AppStore
著者名: 価格:1,000円

※最新の価格はストアでご確認ください。

「もしドラ」のような物語風ビジネス書をもっと読みたいと思い、本書をダウンロードした。あっちがドラッカーを読む女子マネなら、こっちは投資とは何かを語るロボット取締役という、負けず劣らずおかしな設定。
  
新米課長の道明美穂は年下の売れないバンドマンと付き合う30歳。会社再建のためメーンバンクから送り込まれたロボット取締役の下で、新規事業を起こすことになった。

advertisement

事業とは、株とは、不動産とは、ロボット取締役は「投資の概念」を使って次々にクールな分析を繰り広げる。
  
ロボットと接するうちに、美穂は自分が感情や過去の出来事にとらわれ、冷静な投資ができていなかったことを悟る。次第に新事業は軌道に乗り、本業を追い越す利益を上げることとなる。最後には、人生、生き方、愛情まで、投資の概念で判断し、年下のバンドマンとの別れを選ぶのだった。(クール!!)
  
本書には難しい専門用語も出てくる。でも、ドラマを追いかけるうちに、それがスッと入ってきて何となくわかってしまうのは不思議。また、感情のない「ロボット」が最後は人間的に見えてきて、別れが切なくなるのも不思議だ。
  
「過去は気にせずに、将来に向かって判断すれば、ハッピーな結末が迎えられる」と教えてくれる、投資の考え方もわかって、すがすがしい気分にもなれる、トクする一冊です。

「2つ以上の競争戦略を選択すれば、どっちつかずで失敗する」こんな名言が本書にはたくさん出てきます

1ページが丸ごと画像のため、文字の拡大縮小はできません

目次からジャンプする機能

ページ数はあくまで章の中のページ数。全体ページ数表示やしおりの機能がないので、見たいページを探すのが難しい。ここは改善してほしい点です

サムネイル表示機能がありますが、うーん、飛びたいページは探せません