女が浮気するって特殊ですか? 本気の浮気論

小説・エッセイ

2011/10/22

おんなの浮気

ハード : PC/iPhone/iPad 発売元 : 筑摩書房
ジャンル:小説・エッセイ 購入元:電子文庫パブリ
著者名:堀江珠喜 価格:648円

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本書は決して「浮気」を勧めているわけではありません。「浮気」について本気で論じている本です。

「浮気は男の甲斐性だ!」なんて時代はもう昔ですね。草食男子なんて特に浮気なんて程遠いのではないでしょうか? 逆に肉食女子ではありませんが、自立により経済力も地位も手に入れた女性は「浮気は女の甲斐性だ!」と提唱するんじゃないでしょうか? まぁ、賢い女性は堂々とそんなことを言うこともありませんし、バレることもないと思います。

本書では女の浮気について映画や小説などのエピソードを用いて分析しています。例えば「モテる」をテーマにした章では「モテる」とは複数の異性からチヤホヤされることであり、意中の男性1人の心掴むことは「モテ」ではないと定義しています。

ここで、映画「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラは多くの青年に囲まれるモテ女性。一方、恋敵のメラニーは好かれるけどモテはしない女性であると、分かりやすく提示しています。そして、多くの男性はアシュレイ(スカーレットの片思いの男性)がメラニーを選んだように、メラニータイプを選びますよね。だってモテるタイプのスカーレットが妻なんて安心できないですからね。

他にも映画だけでなく、浮気についての行動を、「付き合う男性を複数にしておくのは、資産を預金、不動産、株に三等分している理論に似ている」と論じてみたり、「1人の男性のために料理、ダイエット、英会話など自分磨きをする。そんな努力をすることは結果的に他の男性にとっても好ましい女性となりうる。それもあって『モテる者はますますモテる』という、なんだか金持ちの株式投資みたいな現象が生じる」という分析をするなど著者の視点が痛快です。

しかも、このタイトル「おんなの浮気」。リアルの本だったら電車で読んだり、旦那さんの前では読みづらいです。だって、浮気願望があるんじゃないかと思われそうで。電子書籍なので家でも堂々と読むことができました! もちろん、決して浮気願望があるわけじゃありませんよ、私は…。

最後に「モテる女は得をするが、モテる男は得はしない」というのが著者の持論です。この持論に行き着いた経緯も書かれていますので、「僕の妻・彼女は絶対に浮気しない」って思っている男性、「私には浮気なんてほど遠い」と思っている女性、現在浮気中という男女、興味があれば是非、読んでください。


目次は7章構成です。複数恋愛、浮気女の味方、賢い浮気、不器用な浮気などなど

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