漫画家二ノ宮知子のギャグ要素だけを抽出した爆笑できる1冊！！

朝っぱらから缶ビールを飲み干し、飲むためだけに働くOL丸山佳子が活躍する表題作『飲みに行こうぜ！！』から、著者である二ノ宮知子さんの結婚から結婚式までのドタバタを描いたコミックエッセイ『瀬戸の花ムコ』、二宮家の蔵から発見された秘蔵のホラーギャグ漫画11作品に、二ノ宮家の猫漫画『チビが来たりて紙を食う』と、ギャグ満載の1冊。

『天才ファミリーカンパニー』や『のだめカンタービレ』でお馴染の漫画家二ノ宮知子さんの作品ということで読んでみました。まさに、二ノ宮知子さんのギャグ要素だけをギューーっと抽出してまとめた1冊です。何も考えずに読めて爆笑できる！！

二ノ宮さんは大のお酒好きらしいけど『飲みに行こうぜ！！』は、こんな会社があったならなぁ～という著者の願望ですね、きっと。丸山佳子の酒を飲むためだけに必死に働くというスタンス、見習いたい！！ こんな風にお酒が飲めたら楽しいだろうなぁ。そして朝になったらなぜかなんでも解決してるという勧善懲悪なストーリーも読み終わってスッキリしますよ。「二次会で何があったんだぁ～！！」と（笑）。

結婚コミックエッセイ『瀬戸の花ムコ』も、この人があの『のだめ』を生んだのかと思うとちょっと信じられないような…けどやっぱり納得です。てか実はものすごくのだめと似てる人なんですね。『おかしくて震えるホラー11連発も、くだらなすぎてかなり笑えます。ギャグセンスがありすぎです。

すっきり爽快に笑いたい人にオススメ。

二ノ宮ワールドの原点、まさにここにあり！！

缶ビールを飲み干し出勤する丸山佳子。かっこいい！！

二ノ宮さんの“のだめ”っぽさが見られる『瀬戸の花ムコ』

『おかしくて震えるホラー』。画のタッチはホラーだけど、その分余計に笑えます。細かい部分まで秀逸すぎます