牛丼の原価や村上春樹の印税から日本の休日数にまつわる疑問まで! 100問100答で解決

2011/9/4

身近な経済のギモン

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : イースト・プレス
ジャンル:教養・人文・歴史 購入元:eBookJapan
著者名:知的発見!探検隊 価格:500円

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世の中のお金・経済にまつわることは多々ありますが、興味を抱いて疑問に感じることが、博識への第一歩! その意味でふとけんの大好きなジャンルの本です。
  
そして本書の特徴は、「身近な最近の話題」を、「100問100答」方式でシンプルに構成していること。そして「そういえば…」というギモンの設定に、ふとけん指標である「なるほ度」がアップします!

たとえばコーヒーショップのコーヒーなどはこの種の書籍での王道といえるギモンですが、「錦鯉の育成費に対する儲け率」「エコポイント」「動物の医療費が高い理由」「スーパーに並ぶきのこの種類の増加」「スウェーデン生まれの家具店IKEAの安さの秘密」などなど…
  
ふとけんも20代の情報誌編集者時代に「100問100答」企画を何度も手掛けましたが、70問を越えたあたりから脳みそがウニになって、煮詰まって出なくなるのです。そういう個人的な経験からではありますが、編集者と著者の努力とクオリティに敬意を表します。
  
最近の話題が中心なので雑学活用度も高く、飲み会やデートの小ネタ集としてもお勧めですよ。

目次は本書のタイトルである「経済のギモン」が、そのまま疑問系・質問系の見出しで100本! 原価率の高い牛丼で儲けを出すカラクリ、村上春樹は「1Q84」で印税をどれくらいもらったか、「R25」「ホットペッパー」などフリーペーパーが増えた理由など、幅広いジャンルをカバーしています

目次の読みたい疑問の箇所をタップすると、このような画面が出てきます。「OK」をタップすると、ジャンプします

「はじめに」のページでは、日常のニュースなどの疑問を解決するために、本書を「原価」「商売」「社会現象」「世界をめぐるお金」「逆転現象」の5テーマに分けて編集している旨が記載されています

扉のページのデザインは、「表紙」や「はじめに」のページと同様に日本のお札を薄く重ねて配置していて、書籍全体の統一感を図っています。編集者や書籍デザイナーのこだわりともいうべきでしょうか。こういうことにも気付く読書家でありたいと思います

先に紹介した「村上春樹は「1Q84」で印税をどれくらいもらったか」の疑問を解消しましょう! 発売日に68万部が書店の店頭に並んだ計算、というから驚異的な部数です

このように結論が簡潔にまとめてあると、とても読みやすいですね。200万部を突破した「1Q84」で、著者・村上春樹氏が手にした印税は推定で約3億7800万円! その金額もさることながら、小説の印税は書籍の本体価格の10%が一般的、というのが最も役に立つ知識なのです。知っているのと知らないのでは、大違いです

章と章の間にコラムとして、福沢諭吉の言葉が引用・解説されていますが・・・江戸末期から明治維新にかけて活躍した賢人の言葉は、やはり深いです (C)知的発見!探検隊/イースト・プレス