若手社員が育たないと悩むあなたへ!「無印良品」が教えてくれる人の育て方とは?

公開日:2014/9/6

無印良品の、人の育て方 “いいサラリーマン”は、会社を滅ぼす (角川書店単行本)

ハード : iPhone/iPad/Android 発売元 : KADOKAWA 角川書店
ジャンル: 購入元:Kindleストア
著者名:松井忠三 価格:※ストアでご確認ください

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 「若手が育たない」「OJT(オンザジョブトレーニング=通常の業務経験から人材を育成すること)では人は育たない」とは多くの組織で聞かれる話です。みなさんの中にも部下の育成で悩んでいる人は多いのではないでしょうか? 若手が成長しない理由としては、年々きつくなる成果主義、ロールモデルとなる人がいないこと、一部のエースに仕事が集中してほかの若手にチャンスがめぐってこないこと、出世したくない若手の意識などいろいろな原因が挙げられています。

 無印良品では人を育てるために、「終身雇用であっても年功序列ではない。実力を評価しても欧米型の成果主義ではない」というポリシーで雇用体系を考え、辞めたくない会社づくりの方法を実践しています。例えば、異動については、「本人が希望している異動を尊重する」「3~5年で異動」「まったく違う部署に異動するケースが多い」「若手に重要なポジションを任せる」「困った部門にエースを投入」「部門長を新規分野に出す」「上司の個人的な感情が影響しない人事システム」「懲罰的な異動はない。そもそも社内に閑職は存在しない」というルールがあります。

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 本当に若手の登用や、困った部門にエースを投入しているのと思われる方もいるかもしれません。松井会長は講演の中で「一番優秀なやつほど海外特にアジアの新規進出エリアに転勤させています」と発言されています。つぶれそうだった良品計画をここまで大きくしてきた松井会長の発言は、現場感覚にあふれています。そして、様々な部門を3~5年で経験していくことによって、様々な立場が敬虔によってわかり、他部署のことをきちんと理解できるいいチームリーダーが育っていくことを目指しています。

 部下が育たない、いいチームづくりができないと悩んでいる方におオススメです。


部下、スタッフをどう育てるか。組織の大きな課題です

無印良品には人材育成のマニュアルがあります

無印良品が好き、内部育成、働きがいを感じる職場がキーワード

ドラッカーは「人を育成するもっとも役に立つ教育の道具は仕事である」と言っています