浮かび上がるのは隠された人類の異端の歴史か 謎の古代文明のすべて

更新日:2011/9/6

地図から消えた古代文明の謎

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ジャンル:趣味・実用・カルチャー 購入元:電子貸本Renta!
著者名:歴史の謎を探る会 価格:315円

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怪しげなものが性懲りもなく好きなわたしがもちろん大好きなのはオーパーツである。大きな部品のことではない。「それはそこにあっちゃなるめえ」物体のことである。
  
たとえばナスカの地上絵。あれなんかもオーパーツの一種といっていいのではないか。

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正確な測量技術があったとも思えぬ時代に、飛行機やスペースシャトルからでもなければ見えない巨大な絵を、なぜどうやってなんのために描いたのか。
  
あるいは南米コスタリカの密林で大量に発見された、大小さまざまの石球。不思議なのはこれらの石球が現代の研磨技術でもむずかしかろうといわれる真球、つまりほとんど完璧なまでの球体に仕上げられていることなんである。なんでそんなもんが存在してんだ。
  
この本にもナスカの地上絵やコスタリカの石球の話題が登場する。それはそうしたオーパーツが、我々の歴史には残されていない、未知の、そしてきわめて高度な、驚くべき文明のあったかもしれぬことを暗示するからである。
  
世界中の古代文明の痕跡やら伝説やらをてんこ盛りに的確に、とってもわかりやすく紹介してくれるこの本はさらに、瞬く間に滅亡したモヘンジョダロの謎、突如人々がいなくなったマヤ文明の不思議。スフィンクスの建造年代への大きな疑問。数万人のキリスト教徒がなぜか穴倉で生活していた地下都市カッパドキアの存在、などなど読み応え充分。
  
ただの妄想じゃなくて、あっちゃなるめえものが、物的証拠としてはっきり残っちゃってる古代文明への想いは、理性を超えてやるせなく、もしかしたら人類には隠されたもう一つの進化のプロセスがあり、しかし滅びたのではないか、そう強く思わせときめかせてくれる。
  
歴史好きというより異端の歴史ファン、オーパーツまわりに興味のある人、理屈じゃ割りきれない奇妙な物事のお好きな方、どうぞしがみついてお読みください。

なかなかカルトな古代物件にも鋭く迫っていく

もちろん日本の遺跡だって忘れてはいないのだ

モアイ像についての考察など、実に科学的なデータでしっかりと固めてゆく

エジプトのミイラ発掘者が次々と謎の死を遂げた「ファラオの呪い」になんと新説が!