バカバカしいけど確かに知りたい! オイラこんな愚問を待っていた
更新日:2011/9/6
大愚問にズバリ!答える本
ハード : PC/iPhone/iPad/Android | 発売元 : |
ジャンル:趣味・実用・カルチャー | 購入元:電子貸本Renta! |
著者名:素朴な疑問探究会 | 価格:315円 |
※最新の価格はストアでご確認ください。 |
かの宮沢賢治のはてしもなく有名な作品「雨ニモマケズ」で、わたしは昔から不思議でならないことがあり、なぜ誰も指摘しないのだろう、それというのも、元気で頑張ろうというそのスピリットは大いに買うのであるが、それにしても一日玄米四合というのは食い過ぎではなかろうかと思うのであった。四合って。
ま、こういうのを愚問というのである。聞いても聞かなくてもどうでもいい、聞いてる本人の考えが愚か、はじめっから答えがわかってる、その手の質問ですな。
ただ、愚問の中にはいわれてみれば確かに変だ、エッどうしてだろう、どうなってんだろうとにわかに興味がこんこんとわき出してくるような種類のものが確かにあり、本書はそういうスペシャルな大愚問をぎゅっと詰め込んで発売しているんである。
いや、これは面白い。
もう手当たり次第書き並べちゃおう。
●はたして豆腐はどこまで大きくできるのか
●野球選手に一番いやがられるプレゼントはなにか?
●モグラは掘り返した土をどこへ持っていくのだろう
●マラトンの戦いで、勝利の使者はなぜ馬を使わなかったか
●ハリネズミはお産の時血だらけにならないか
●ソープ嬢も家に帰ってからやっぱり一風呂浴びるのか
●麻薬犬は麻薬中毒にならないのだろうか
興味の先が割りかた知的な方面へググッと向く愚問もあるのだけれど、今ちょっとわたしの好みで、「くっだらねェ」空気がわき出てくるのにかたよってしまったか。しかしこのくだらなさというのは、くだらないことをあえて聞ける勇気なのであって、同時にしなやかな想像力の発露でもあるわけだ、と勝手なことをいっているが。
忘れてならないのは、これらの愚問に万全の調査で真面目に、そして正確に答えている執筆陣の知性だ。いや、ほんと面白い。
いきなり強烈にくだらない質問の連打である
連打はもう乱打になって痛快ですらある
まえがきでニュートンも愚問を発することで万有引力を発見したとか言い訳したりしてなんか可愛い