世界史を痛快にひっくり返してみせる、人を食った奇想コミック

RC1601

2014/9/10

 あまり聞き慣れない言葉かもしれないが、偽書というものがある。ある作家の文体からテーマごとごっそりまねて、ついでに名前も頂戴して1冊作ってしまうのである。「幻の傑作発見」てやつである。ちょっとした文学的スキャンダルである。  名前こそ騙らないけれど、漱石の未完の小説『明暗』の続きを完成させてみせた、水村美苗の『続明暗... 続きを読む