手の平に太陽を観る。時空を巡る。未知への血が騒ぐ“2011年宇宙の旅”

Fujii_Kaoru

2011/8/5

太陽系(日本語版)

ハード : iPad 発売元 : Touch Press
ジャンル: 購入元:AppStore
著者名: 価格:1,400円

※最新の価格はストアでご確認ください。

ぼくらはみんな生きている~♪~(中略)~
手~の平を太陽に~♪ 透かしてみれば~♪
まっかーに流れる~♪ 僕の血潮(ちしお)~♪
(作詞:やなせたかしさん)

iPadをタッチしながら口ずさんだ名曲が、
“宇宙と地球とわたしと意識”を励起した!

“太陽系”は、下を向きがちな人類(私)に
“未知への血潮”をわくわくと湧き立たせる。

手の平を、太陽に透かしてみたことありますか?
流れる血潮の不思議さに驚いたことありますか?

例えば、貧血の防止に不可欠なヘモグロビン。
その成分に必須な鉄分(鉄)は、
太陽系創成期の塵からできているって、知っていましたか?

つまり私たち(の体)は、
約46億年の時空を旅してきた同じ出自の塵からできているのだ。
いくら自分と他人は違う、と争ったところで、
太陽系人は、所詮、同じ母なる太陽を起源とする血が流れている。

「We are all Star Children!」。
そんなことを、手の平を太陽に透かすと教えてくれる太陽って、熱くないですか?

例えば、呼吸と同期し、流れたり止まったり。
満潮干潮と同様、手の平の血潮の満ち引きも、
月と太陽の引力によって周期的に影響がある。

つまり私たち誰しもが、1億4960万㎞、
光の速度でも8分19秒もかかる遠方に存する太陽から(もちろん月からも)、
影響を受けている。
いくらあなたと私は違うと、意地を張ったところで、
太陽系人は、所詮、太陽と月の重力服を着た
アースバインド人(重力束縛人=重力恩恵人)なのである。
そんなことを、手の平を太陽に透かすと教えてくれる太陽って、
深くないですか?

大ヒット元素図鑑の創造主!?(TouchPress)と、
小惑星イトカワの糸川博士の甥が繰り出す豊富な3D素材、
動画、画像、アニメと、感性の解説を、iPadでわくわくタッチし、
宇宙の不思議を旅します。

くるくる回る太陽系儀は、たまらない!!!

宇宙創成から137億年。840億光年。
太陽系創成から45億5千万年。
悠久の時空を旅し、光を観光する。

アーサー.C.クラークとS.キューブリックは、
これを見て何と言うだろう?

iPadで旅する “2011年宇宙の旅”には、
人間と相即反乱したHALもいなければ、
メタ前頭葉の物体!? モノリスとの遭遇もない。
しかし、太陽系の光を観光する“未知の道”に、
同じように血が騒ぐはずだ。

この名作アプリをながめれば眺めるほど、
太陽系は、人類に幸せを与えるために、
うつむきがちな人類を二足歩行にしたのだ、と思う。

最後に名曲で締めくくりたい。

見上げてごらん~ 夜の星を~♪
小さな星の~ 小さな光が~♪
ささやかな幸せを~うたってる~♪
(作詞:永六輔さん、歌:坂本九さん )


前作「元素図鑑」の完成度そのままに、太陽系を取り巻く惑星や衛星、そして太陽系儀など、豊富でインタラクティブな素材で、体内の”太陽系伝来の知と血”が騒ぎまくる。小学生の時にこんな教科書があったら、みんな宇宙飛行士になっていたのではないか!?

イトカワから帰還した「はやぶさ」のエピソードなど、未知の道に挑戦した人類科学史が学べる。やはり人類は、常識という重力から逃れたい生き物なのかもしれない。それは、太陽系が約46億年前にひそかに仕込んだメタな意図なのかもしれない!?

われわれ地球人は、国際紛争の火種となる化石燃料や、何世代にわたり甚大な人体影響を与える原子力に頼らずとも、もっとエレガントな形で太陽の膨大なエネルギーを収穫できるはずなのだ。それさえできれば、エネルギー問題も、原子力問題も、地球には存在しない。未熟な地球人は、太陽系人としての進化を太陽系に促されているのだ。特に、アマテラス(天照)、大日如来に縁がある日の本(ヒノモト)の国ニッポンがそれを先導したい