ZZR1100やGPZ900Rやハーレーは(ほぼ)関係ないバイク漫画

2011/10/25

グリーンヒル (1)

ハード : PC/iPhone/iPad/Android 発売元 : 講談社
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:古谷実 価格:540円

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みなさん、お早うございますコンニチハ今晩は。計画性の無い中國卓郎です。
「行け! 稲中卓球部」大好き声優のワタクシが古谷実さんの作品をレビューさせて戴くのは、これで3度目となります。もうね? 「だったら古い作品から順に選んどけば良いものを…」と、今にして思ったりもしますが「覆水、盆にCan’t Back」ってなもんです! でも一応、せめて時系列だけでもお伝えしておこうかと思います。

本書は「稲中~」でデビューされた古谷さんの3本目の連載作品にして、現時点では最後となる純粋なギャグ漫画であります。と、言いうのもこの作品以降、作風が人間の内面を追求する哲学的なものへ変化して行く為なのですが、個人的には…やはり「稲中~」や本書の様な破壊力抜群のギャグ漫画をまた読みたいものです。

ただ、ジャンルで言えば間違いなくギャグ漫画であろうこの「グリーンヒル」ですが、登場人物達に“人生への倦怠感”とでも言いましょうか…「はぁ、生きるのメンドクセェ」的な内面が見え隠れします。この「メンドクセェ」をポジティブ方向に昇華させたのが本書で、ネガティブに昇華させたのが次作「ヒミズ」ではないか? 等とワタクシは思っております。そして以降、この「負」への傾倒は加速度的に研ぎ澄まされて行くのですがそれは置いといて、ここで「三十路オッサンあるある」をひとつ…

三十歳を過ぎると男は単車に乗りたくなる。

ハイあるある~! いや本当に周りにゃそんな人が多いです。かく言う自分も「単車、欲しいなぁ」と思ったりするのですが、同時に「まずは免許か…はぁメンドクセェ」とも思う訳で、これはつまり本書の登場人物達よりもなんか残念な感じでギャフンです!

主人公の関口は、一目惚れした女性がバイク乗りだったと言う理由だけで免許を取ろうと決意する。そしてその女性が所属しているバイクチーム「グリーンヒル」に入るのだが、実は「グリーンヒル違い」で…なんて感じに物語はスタートします。ワガママで理不尽で妄想力たくましい関口と、中年の悲哀を余す事無く濃縮還元したリーダーの岡ミドリ。この2人が周囲の人間を巻き込んでヤリタイ放題に暴れまくる様は、これぞまさに古谷ワールドの真骨頂でありましょう!

「笑い」のリズム、テンポ、イキオイ、バカバカしさに至るまで「稲中~」が好きな方には問答無用で、そして知らない方には2作まとめて強力にオススメしたいイッピンです! ちなみに、本書を「バイク漫画」だと思っちゃ駄目ですよ? バイクは出てきますけど…

「 出 て く る 」だけですから!
 


そう! やっぱり古谷ワールドと言ったらこの感じですよ

チームグリーンヒルのリーダー。見事なキャラです

この独特な「例え」がタマラナイ

世界中の人気者パンダにもメスを! なんか痛快です (C)古谷実/講談社