宇宙の背後には秘密のコードがある、ある、ある、あるんだ!

更新日:2011/9/5

この世に実在するミステリーコードの謎と不思議

ハード : PC/iPhone/iPad/Android 発売元 :
ジャンル:趣味・実用・カルチャー 購入元:電子貸本Renta!
著者名:夢プロジェクト 価格:315円

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「ダ・ヴィンチ・コード」でおなじみになった「暗号」「付合」「法則」という意味のコードという言葉。実はこのコードが人の手に芸術作品など意外に、生物の形や、人類史のの背景や、果ては宇宙の構造にまで、さまざまな形でひそんでいるというのだ。
  
たとえば黄金比率というのを聞いたことがおありだろう。線を二つの長さに区切るとき、1:1.618の比率で分けるとき最も美しい分け方になるという法則だ。

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ところがこれが絵画などの制作方法でもちいられる他に、巻き貝の貝の曲線などをはじめとした非常にたくさんの自然界の局面にもあらわれているのである。もちろんなぜそうなっているのか、科学ではまだ解明されていない。
  
そのような不思議に彩られた数々のコードを紹介してくれているのがこの本だ。けっこうわくわくする。
  
いくつも興味ある項目が目にとまったが、わたしが好きだったのはたとえばシーラカンスのエピソード。私ら子供のころこれがはじめてつかまってね、白亜紀に絶滅していたはずの魚が生きてたって世界中エライ騒ぎになったものだ。で、いろいろ研究が進んでみると、約4億年前に地球上に出現したシーラカンスは、不思議なことに8000万年前のものを最後に化石がいっさいないんだそうだ。つまり継続して生存してた形跡が見つからねえの。8000万年絶滅してて突然またよみがえったのか、強いぞシーラとわたしなんかは思っちゃうね。その調子で三葉虫なんかも丸の内あたりをある日突然這い回ってくれるとうれしい。
  
それはともかく、あのシェイクスピアは実在しなかった!? あるいは映画「アマデウス」でも神秘的に取り上げられていたモーツァルトの死ときわめて謎めいた最後のオペラ「魔笛」の数字3をめぐる関係、読みたくなるページがいっぱいなんである。

どこでもお好きなところからどうぞ

宇宙は不思議に充ち満ちているのだ

人体を支配する6という数字の神秘はかなり有名だ

村上春樹の小説「少年カフカ」でも有名になった空から魚が降る現象なども取り上げている