戦略系コンサルティングとは何をしているのかわからない人への入門書!

2011/8/15

コンサルティングとは何か

ハード : PC/iPhone/iPad 発売元 : PHP研究所
ジャンル: 購入元:電子文庫パブリ
著者名:堀紘一 価格:730円

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今や東大生の就職希望ランキングNo.1はBCG(ボストンコンサルティンググループ)やマッキンゼーなどの戦略系コンサルティングファームといわれ、官僚になるより、コンサルを就職先に選ぶ人が多いと言われています。ところが、本書を読むと30年前は違っていて、著者が三菱商事をやめて、BCGに行くというとなぜ、そんなところに行くんだと強く反対されたと書かれています。
  
一見、華やかでかっこいい戦略系コンサルティングですが、実態はどうなのでしょうか?

Yoko-sanも、かれらと一緒に、プレゼンしたり、逆にコンサルを受けたりしたことがありますが、知恵だけで何億も稼ぐことの大変さをまず感じました。普通のビジネスには何か売るもの、特にメーカーであれば商品など有形のものがあり、サービス業であればそのサービスの対価を得ますが、コンサルは知恵だけで稼ぐ。しかもその対価が1コンサル数億です。それを続けされることができるためには、相当な努力と知恵と頭の良さがないとできない、大変なビジネスです。
  
また、当然、コンサルティングには優秀な人とそうでない人がいますが、その中で、ギラギラしたかんじの、俺は外資系コンサルだぞというエリート臭のする人と、外資系コンサルなんだけど、日本企業のために尽くそう、日本のためになることをという方と分けられます。後者の方で仲のいい方が多いのですが、話をしていると本当に面白く、ためになり、なにより情報をもっています。
  
本書では、なかなか書けないコンサル事例をいくつか紹介しています。ホンダの社員が「コンサルをつかうと経営企画部の人数が減っていってなくなります」といったときに「なくなってもいいじゃないか」といったホンダ幹部のエピソード。ユニチャーム、オリックス、JAL等々の、コンサルに対する経営者の本音が面白く、なぜ、大企業がコンサルを使うのかの理由が分かります。
  
また、コンサルフィーについてもかなりページをとって解説していて、とても具体的です。コンサル業界を目指す学生、転職を考えている方、コンサルと付き合っている大企業の方におすすめです。

やはりハーバードでもしっかりした課題設定からすべてが始まりますよね

三菱商事(日本の会社)では、経営者になるのが遅く、それからでないと学んだ知恵を活かせないことから、BCGを選んだそうです

日本ではコンサルティング業は昔は過小評価、いまは就職では過大評価で、いつの時代も正当に評価されていない感じがします

人気職種ナンバー1ですが、かなりハードで、知恵とともに体力がいる仕事ですよね