懐かしの名ドラマ原作! 何度でも会いたい、池袋のアウトローたち

小説・エッセイ

更新日:2011/9/5

池袋ウエストゲートパーク(IWGP)シリーズ

ハード : iPhone 発売元 : Bungeishunju Ltd.
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著者名: 価格:0円

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上京してすぐのころ、池袋西口公園で「おお! ここがウエストゲートパーク!」と感動したものです。ちなみに新宿駅では、椎名林檎の歌をなぞって感激しました。田舎者まるだしですが、ぜったい地方出身者に同じ気持ちを抱いた人は多いはず!
  
全国的に東京、池袋のイメージを植えつけただろう人気ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』。原作が、じつはシリーズ10作も続いてるって、みなさま知ってましたか?

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池袋にたむろする若者たちが巻き起こす、あるいは巻き込まれる事件や人間模様。
  
主人公のマコトは不本意ながら「なんでも解決屋」のような立ち位置でいろんなひとから頼まれごとをされるのですが、連続殺人事件だったり、ギャング同士の抗争だったりネタはさまざま。持ち前のオトコ気とネットワークと頭の回転を駆使して、真相にたどりつきます。
  
長瀬智也や窪塚洋介といったキャスティングをあてこんで読むのも楽しいですが、それはそれ、これはこれとしてかなり単独で楽しめます。青春アウトロー小説の色が強いですが、ちょっぴりミステリーの要素も入っていて、軽快なテンポで読めてしまいました。
  
PHSに貼ったプリクラだとかカラーギャングだとかおやじ狩りとか。第1巻は10年以上も前の作品なので、若干、出てくる単語や雰囲気の古さは否めません。が、物語全体としては全然古くない。
  
こういった若者小説のみそは「また会いたくなるか」どうかだと思うのですが、主人公のマコトはもちろん、脇を彩るキャラクターたちがなかなかに濃い、いい味を出しているので、ついつい続編にも手を出したくなる作品です。
  
そしてドラマは、とても原作に忠実に巧くつくりあげていたのだなぁと改めて実感。これは誰だっけ、ドラマはこういうシーンあったよな、と思いながらついつい全話をレンタルしてしまったのでした。
  
あわせて楽しむのがオススメです。

まずはアプリを無料ダウンロード。そのなかに、全10巻コンテンツがあるので、検索の手間もなく気に入ったらすぐ続きを読めます

個人的にお気に入りの詳細設定つき☆

「ドーベル殺しの山井」は坂口憲二だった…! と名前をみた瞬間おもいだし、興奮