数字力＝把握力＋具体化力＋目標達成力。シリーズ最強のリテラシーを身に付ける！
更新日：2012/1/25
本書は経営コンサルタント・小宮一慶氏のビジネスマンのための講座シリーズの1つ。
多くの人が語る数字の重要性について改めて着目し、数字力＝把握力＋具体化力＋目標達成力として、そのリテラシーアップのための具体的な身近な例でわかりやすい方法論に落とし込んだ良書だと思います。
最近、ふとけんの関心が高いのが、この数字力です。実は数字力は最もとっつきやすく、養成しやすい「力」なのです。
筆者いわく、大切なことは「すべてをいつも数字と結びつけて考える思考パターンを持つ」こと。具体的な訓練法の一例として、「高い」「安い」「よい」「悪い」「少し」「すごく」などの表現が出たらすぐに、「それは具体的にはいくら？」「何％？ 実数ではいくつ？」という質問をすることを提唱しています。
どうです？ 難しくないでしょ！ 今日から実行できそうなメソッド満載の一冊なのです。
本シリーズには「数字力」のほかに「発見力」「読書力」「解決力」があります。ふとけんはすでに「発見力」についてはレビューしていますので、興味があればそちらも一読くださいね。
ふとけんが「数字の関連」について一番面白く、また勉強になったと感じたのは、証券アナリストの勉強をしたときでした。マクロ経済での為替や貿易収支、財務会計での計算などは、数字のつながりが見えたことで一気に理解ができたのです！ このときの経験から、ふとけんとしては嫌がらずに数字を触れることで、理解が深まることは間違いないと確信しています
本書の第2章「数字の見方7つの基本」で「1.全体数字をつかむ」「2.大きな数字を間違わない」「3.ビッグフィギュアを見る」「4.大切な小さな数字にはこだわる」「5.定義を正確に知る」「6.時系列で見る」「7.他と比較する」の項目ごとに「クイック演習」が掲載されていて、上記はその1つです。最初は難しいかもしれませんが、スイスイできるようになったら数字力アップが実感できるのではないでしょうか
「発見力」のレビューでも触れましたが、まずは関心を持つことが大切です。他人や世の中、自分の仕事以外などに対して無関心なビジネスマンは、「デキる」ビジネスマンへの道は遠いかもしれません。しかし、人はだれでも趣味やテレビ番組、ファッションや買い物など何かしらには関心があるものです。まずは身近なもの、好きなものの数字からアプローチしていくのが、ふとけん的数字力アップのためのオススメ第一歩です
ふとけんが「数字の関連」について一番面白く、また勉強になったと感じたのは、証券アナリストの勉強をしたときでした。マクロ経済での為替や貿易収支、財務会計での計算などは、数字のつながりが見えたことで一気に理解ができたのです！ このときの経験から、ふとけんとしては嫌がらずに数字を触れることで、理解が深まることは間違いないと確信しています
