「悪女」という言葉にはどことなく魅惑的な響きがあるが、さて実際は?

2011/6/28

男はなぜ悪女にひかれるのか 悪女学入門

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : 平凡社
ジャンル:趣味・実用・カルチャー 購入元:eBookJapan
著者名:堀江珠喜 価格:540円

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「悪女」という言葉に興味をそそられる人は、男女を問わず多いのでは? 私もそうで、つい、タイトルにひかれて読んでみた。
  
前半部分は特に、著者のフェミニスト的な視点が感じられる部分が多く、ずいぶん女性の気持ちに理解がある人だなと思ったら、著者は女性だった。先入観で、てっきり著者は男性だとばかり思って読んでいたのだ。なぜ男は悪女にひかれるのか、男性の本音が知りたいがゆえの勘違いだったのだろう。

その点ではやや期待はずれだったが、古今東西の悪女の系譜が紹介されていて興味深い。悪女、毒婦、妖婦、といった言葉のニュアンスの違いから、小説などに登場する悪女の類型。
  
フランスの高級娼婦ともなると、複数の男たちから吸い取った財産で大富豪もため息をつくような豪邸を構えていたという。中にはその美貌と知性で国家的な要人と通じ、スパイ容疑をかけられた悪女までいたとも。さらには、女性コミックや女性誌の悪女特集に見られる、今日的悪女のイメージまで紹介されている。
  
では、どうしたら男をひきつける悪女になれるのかという、最も私が知りたい部分はあまりよくわからなかった。たとえ、知ったところでどうなるものでもないが…。

ひとくちに「悪女」といってもいろいろな切り口があるようで…

悪女と言われた女性たちのポートレートを見ると、必ずしも悪女=美女とばかりも言えない?? (C)堀江珠喜/平凡社