結局、どんな男がモテるのか?! サラッと読めるモテ男マニュアル
公開日:2011/9/4
草食男子がもてはやされ(?)、今度はクリーミー系男子がいいんだ、などと言われはじめた昨今。
と言われても、男子からしてみたら、きっと「結局、どんな男がモテるんだ?!」と大混乱なのではないだろうか。そんな男性陣の不安を解消するための本と言っても過言ではないのが、この「This is恋愛論」だ。
筆者がどんな男性がモテるかを解き明かし、男性が女性のために「すべきこと」を分かりやすく解説していく。
どうやら、男性陣は外国の男性に学べ、ということらしい。たとえば、ファーストレディを徹底させろ、であるとか、お姫様のようにチヤホヤするべし、であるとか…。
また、男女の性質について的確に解説されているのも、注目すべき点。もともと男性はハンターであり、人のために頑張ることで成長していく。そして女性は人を支えることに喜びを見出す生き物である、と。あと、女は気まぐれである、とか。ホント、女子は気まぐれ。女心と秋の空、というぐらいですから。
時代も変わり、男女の役割や考え方も変わりつつあるから、全ての男女がそうだとは言えない、と私は思うのだけれど、きっと、恋愛する上で、頭に置いておくべきことなのだろう。
そして、なるほど、と思わされたのが日本人特有の「和」の心が恋愛において障害になっている場合があると指摘されているところだ。日本人は、身近な人と似ている、共通点があると安心し、違いがあると次第にその部分が悪いもののように見えてくる…というのだ。付き合い始めはその違いが「良さ」に感じられていたというのに、時間が経つごとに変わっていく。まあ勝手な話だこと、と思わなくもないが。
この本は男性だけではなく、女性も自分の性質を再確認するために読んでおくとよさそう。そして、男性の本質を見抜くためにはいいかもしれない。まるまるこの本と同じことをしていれば、自分の前で「作っている」ということが感じられるはずだ。だって、きっとナチュラルにこの本に書いてあることをできる男性は日本人にはいないと思うし。
そして、男性は、お分かりかと思うが、全てを鵜呑みにしてこれを実行してはいけないと思う。女性にはそれぞれの好みがあるわけだし、それを踏まえて実践してこそデキル男?
エスカレーターでは男性は後から乗るべし、と書いてあるけれど、私は前に乗ってもらうほうがいいし。普段はあまり見られない後ろ姿を観察できるチャンスじゃないか! おまけに上りのエスカレーターではいつもとは違う身長差を楽しめるというのにもったいない! …などと、ここは違う、いやいや、私ならこうしてほしい、などと、女子会や合コンなどで自らの恋愛論を戦わせるための参考書にしてみるのもいいかもしれない。
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