昔の日本人って大変だったのね…って感じの民俗学

更新日:2011/9/6

本当は怖い日本の風習としきたり

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : イースト・プレス
ジャンル:趣味・実用・カルチャー 購入元:eBookJapan
著者名:日本の風習としきたり研究会 価格:500円

※最新の価格はストアでご確認ください。

皆さん、おはようございますコンニチハ今晩は夜どころか、そもそも口笛が吹けぬ中國卓郎です。
  
さて、表題にハートをわしづかみにされた僕は「立ち読み」もせずに本書を即、購入。その後、これぞ漢(オトコ)買いだぜオッスオッス! なんて言ったり言わなかったりしながら目次を目にして驚いた…。
  
収録話数、約200だ…と!?

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これ、ほぼ1ページに1話のペースです。その連発数たるや「風習、しきたり」のガドリング砲ハイテンション乱れ撃ち状態! ただ正直なとこ…もう少し各話題を掘り下げて書いて欲しかったです。そのへんは少し残念でしたが、しかしサクサク・ズンズン読めるのは超短編集ならではといえます。
  
いやしかし「今の時代に生まれて来て良かった!」と何度も思いつつ読んでました。もしも風習やしきたりを遵守する時代に生まれていたら…例えば山では80近くある「山言葉」を覚えないと、仲間から袋叩きに合います。海は海で「沖言葉」と言うNGワードが多数あり、うっかり口にすると縛られて村中を引きづりまわされるってんだから、もはや平野にしか住みたくありません! しかし平野では、狐や猫だけでなく馬までもが人にとり憑くらしいです…。
  
デカイし重いし、何かスゲー嫌です!
  
しかし夜這いが(男女共通の)娯楽的な文化だったり、「嫁、獲ったどー!」と、好きな娘を有無を言わさず担ぎ、町中を叫びながら自宅へ連れ帰っても無罪(一応、両家公認らしい)なんて感じで、いわゆる「性」に関してダイナミックにオープンな部分に関しては羨ま…しくないな別に。
  
ホント現代っ子で良かった。って、すでに「子」ではないですけどもっ!

小さくて読みにくい文字も…

ババンと拡大です!(iPad2にて)

味のある挿絵がなんとなく怖かったりして (C)日本の風習としきたり研究会/イースト・プレス