過激な設定で真実をあぶり出そうとするコミック『累』

RC100

2015/2/23

 『累』は過激なコミックである。  累と聞いてまっさきに思い浮かぶのは、江戸期に書かれた「累ヶ淵」という怪談話だろう。ストーリーは入り組んで一朝一夕には読み通せないものの、この話は物語は明治に入って落語家の三遊亭円朝の手で再構築されるのだが、この噺が本作のモチーフになっていると思うのは、両作に、「累」という極端に顔の... 続きを読む