女性ならではのうつろう心を言葉に定着してみせた奇蹟のような太宰の「女語り」

小説・エッセイ

2011/11/5

太宰治は「女語り」の作家だといわれる。女性が語り手になった作品に傑作、というか大傑作、文学史に残るような小説が多いということである。もっとも、太宰の作品は全部文学史に残っちゃうのだけれど、僕にいわせたら。ま、それはそれとして。 たとえば、彼の代表作とうたわれる「斜陽」も「女語り」で綴られている。ただし太宰の「女語り」... 続きを読む