あっという間に「幸せ」になり方がわかる本。実践しないと意味がないですが

イースト・プレス

2011/9/4

苫米地式「幸せ脳」のつくり方

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : イースト・プレス
ジャンル:趣味・実用・カルチャー 購入元:eBookJapan
著者名:苫米地英人 価格:800円

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「自己啓発本」というジャンルって、いったいいつごろから存在してきたのでしょうか?
  
人生紆余曲折あって当然、「最近どうも何かうまくいかないな~」とか、誰もが「つらい」時期が必ずありますよね。このジャンルの本が盛んに刊行されるのは、そういうときに「ぱっと」読めて、人によっては座右の書となり、かなりすぐに役に立つからなわけで、利用しない手はないのでは。という気持ちでしたが、何冊か読んでみると本当に効く本と、マーケティングから作られた本と、自己啓発本の中にもいろいろあることに気がつきます。

本書は、強いて言うならば、「筆者の強い信念を納得させるべく、書いた本」と言う感じ。共感できる人は、バイブルになるでしょうし、かなり強気で論を進める筆者の物言いがちょっとでも引っかかる人には「独りよがりでわ?」と疑問に思ってしまうのかも。筆者は東京都出身の脳機能科学の専門家。洗脳されたオウム信者の脱洗脳を助けた人物でもあるそうです。WIKIで覗いてみると、その経歴は華やかなりしもミステリアスなムード満点…。その彼の手がけたこの本は、単純明快に「幸せ」になるには、どういう頭の使い方をしたらよいのか、非常にクリアにわかりやすく説明しています。
  
理数系の人が語ってくれる「幸せになり方」って、文系人間(私)には、まるで魔法のように思えてしまうもの。難しい論理方法や、具体的な数字など、出されると納得しちゃいます。そういうアプローチをしつつ、本文では仏教に基づく「止観法」「空観法」などを使って、ようは「煩悩」を払い、幸せ脳になる仕組みとそのトレーニング方法を解説。かといって、仏教本ではなく、あくまでも現代のニーズに合わせて、素早く「楽になれる」のがウリでしょうか。時々色文字で強調されるフレーズ、左ページに出てくる難しいロジックを簡単に見せてくれる図式。なんでもほんとうに明快。スルっと知識を頭に入れられる人には自己啓発の絶好の機会となることでしょう。
  
第1章「幸せとは幻想でしかない」も、よくできています! これを第一声にすると、読者は「へへ?」とぐぐっと引き込まれます。私もその口。読了も1時間後ぐらいで。あらよっと、気軽に「新たなる考え方」を教えてもらった感。さて、その気軽、お手軽を実際の人生に役立てられるのかどうか…は、人生終わるころにならないとわからないですねぇ。

「すべてのものは幻想である」という空観トレーニングは仏教の手法だそうですが、本書ではそのトレーニングがさらに親しみやすく説明されています

「幸せ」の定義の仕方。考えたことありますか??

確かに、時代や地域、個人差が大きい「幸せ」

「資本主義に従わなくてもいい」と筆者は説きます

こういう簡略図式で、「空観」トレーニングもぐっと身近に… (C)苫米地英人/イースト・プレス