つぶやき名人6名を田原総一朗が質問攻めにする。面白すぎる対談エッセイ

更新日:2011/9/12

田原総一朗 Twitterの神々

ハード : iPhone 発売元 : Kodansha Ltd.
ジャンル: 購入元:AppStore
著者名: 価格:900円

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「朝まで生テレビ」って見たことありますか?
  
申し訳ありませんが、私は文字通りの朝まで…は見たことがありません。でも、田原総一朗氏が政治家、著名人にズバズバと真髄をついた質問を浴びせたり、一般人の目線を考えた質問などで追求する姿はなんだかとても気持ちいい。

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そんな田原総一朗さんがtwitterにはまっていると言う。彼がかつて、映画製作会社からテレビの世界に衝撃を受けたときと同じように、ネットの世界に衝撃を受け、世の中のネットへのシフトを肌で感じているようです。田原氏がtwitterの教祖的存在と位置づける6人の著名人と田原氏の対談をまとめた書。
  
楽天の三木谷氏、ITジャーナリストの佐々木氏、元ライブドア社長の堀江氏などなど。あの事件の裏側やtwitterの影響力、メディアの行方など田原流の切り口で相手を質問攻めにしていく様子がリアルに書かれています。
  
楽天の三木谷氏に「でも、結局ワンマンでしょ?」、元ライブドアの堀江氏に「なんでフジテレビ買おうとしたの?」「ちょっと、待って。なんで孫さんや三木谷さんはバッシングされないで、堀江さんだけ悪人扱いだったの?」なんて具合です。本人を目の前にして…。
  
対談相手の方々も気持ちの良いくらい隠さずに応えてくれるのです。まぁ、歯切れが悪ければ田原氏の容赦ないツッコミがあるからかもしれませんが…。
  
twitterのことだけじゃなく、ネットの可能性、マスコミの今後のあり方、情報を受ける側の選択の仕方など様々な角度で議論される様子は「へ~」の連続でした。田原氏をよく知らない世代にもtwitterという入り口がとても入りやすく、対談相手の方々も各業界の先駆者ばかりです。一歩先の情報を知りたいと思っている人にも是非読んで欲しい1冊です。

テレビ業界で活躍した田原総一朗がテレビや新聞などの既存メディアの終焉を唱える。今後のニューメディアについて感心が高まるページ

画面を下にスライドすると、対談相手の顔写真が目次代わりになっている。6人の著名人の対談は面白いの一言

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