「書く」ことに囚われた3人の女性たちの本当の運命は?【第152回直木賞ノミネート作】

レビュー

「あやしうこそものぐるほしけれ」。かつて、兼好法師は、文章を書くことをそう表現した。確かに、文章は書き続ければ書き続けるほどに、何かに取り憑かれたかのような昂揚感を感じさせるものである。「文章を書く…

本文を読む