「書く」ことに囚われた3人の女性たちの本当の運命は?【第152回直木賞ノミネート作】

小説・エッセイ

2015/3/20

 「あやしうこそものぐるほしけれ」。かつて、兼好法師は、文章を書くことをそう表現した。確かに、文章は書き続ければ書き続けるほどに、何かに取り憑かれたかのような昂揚感を感じさせるものである。「文章を書くことだけが自分の人生を変えるすべなのだ」と信じて物を書き続ける者はこの世界にどのくらいいることだろうか。物を書くことは... 続きを読む