成長は甘い胸の痛みと共に…女子校で綴られるリアルと幻想の物語

更新日:2011/9/12

青い花 (1)

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : 太田出版
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:志村貴子 価格:500円

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ただの”女子校百合もの”とあなどるなかれ!
  
描かれるのは、リアルを生きる女子高生達の生々しさと清純さ。
  
こんな女子校があるのかも…と思わされるドキドキ感がたまりません!
  
今更ながら、女子校に行ってみたい…と思うルナルーチェ組、葉菜とちまみでお送りします。

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【葉菜】女子校で一度は言ってみたいセリフがあります、葉菜です! そんなわけで皆さんごきげんよう!
  
【ちまみ】ごきげんよーう! って、それ作品が違うよ葉菜ちゃん!
  
【葉菜】おっといけない、女子校への憧れが口をついて出てしまいました。
  
【ちまみ】まあ気持ちはとっても分かるわ。その憧れを尊重しつつも、壊してしまうのがこの作品の魅力なのよ! どこか非現実さが漂う中に、女としての湿り気感やリアルが存在しているところがとってもグッド!
  
【葉菜】お話は、主人公・奥平あきらがお嬢様学校に入学するところから始まります。そして、小学校の頃に幼馴染だった女の子・万城目ふみと再会。別々の学校に通う彼女達は、それぞれの学校での触れ合いを通じて、高校生活を送る…といった感じですが。
  
【ちまみ】そうそう。絵がとってもほんわかしてて、話に入り込みやすいのよね~。だから、私てっきり作品も”ほのぼのほんわかした高校生の学園もの”だと思ってたんだけど。
  
【葉菜】ところがどっこいですよ! ふみちゃんのじめっと弱いところとか、ふみちゃんの先輩・杉本先輩のずるいけど繊細なとことか、あきらちゃんのクラスメイト・井汲ちゃんのどろりとした執着とか嫉妬心とか、そういうどこか切ない棘が胸に刺さる、切ない話なのですよ!!
  
【ちまみ】それがまたリアルなんだよね~。素敵な女性の先輩に憧れちゃうとか、女の子同士の嫉妬心とか、軽い経験ならあるもんねー。これって女の子ならではだと思うのよ。
  
【葉菜】確かに。もちろん、切ないだけじゃなく、女子高生ならではのキラキラ感、清純さ、可愛さとかもちゃんと出てるので、余計にはまりこんじゃうんです。
  
【ちまみ】ぜひとも、この、甘く切ない、胸にどこか跡が残る感覚を味わってほしいね!
  
【葉菜】これを読んで、あなたの胸に咲くのは、どんな色の花でしょうか? きっと素敵な花が咲くことでしょう。

「おねえさまがた、おはようございますっ」女子校ならではの挨拶です

幼き日の別れ…忘れられない記憶となって残っています

あきらとふみの、思わぬ再会。2人はなにを思うのか…?

親しげに話す2人。しかし、この後思わぬことに…!? (C)志村貴子/太田出版