ブサかわ秋田犬「わさお」と人々の心の交流に思わず涙がポロリ。小説版は「わさお」目線で進行
更新日:2012/3/5
なんでそんなにふっさふさなの?
そして、そのなんとも言えず愛くるしい表情!
かわいいですねぇ、「わさお」。
ブサかわ秋田犬として人気を集める「わさお」。
見れば見るほどかわいく見えてくるのは、ブサかわだからなのでしょうか??
そんな「わさお」が出演した映画「わさお」の小説版を読んでみました。
犬と人々の心の交流を描いた作品に弱い、私“ぷりまべら”。このところ涙腺がゆるくなり、その手の話を読むとついポロっと涙が…なんてこともあります。そして、今回もやはりエンディングでやられてしまいました。
実在の「わさお」も青森県にいる元捨て犬なのですが、フィクションのこの物語も青森県白神山地の大自然を舞台にしています。飼い主の少年アキラ君と、ある事故をきっかけに別れて暮らすことになった秋田犬のわさおは、アキラ君に会いたい一心で東京から青森の鰺ヶ沢町まで1年かけて戻ってくるのです。やっとたどり着いたものの、アキラ君に嫌われてしまっていると思い込んでいるわさおはアキラ君に近づけません。誰にも心を開けなくなってしまったわさおを救ってくれたのは、イカ焼きの店を営む、動物好きのセツ子さん。町の人にも愛されるようになったわさおですが、アキラ君の前にだけは姿を現すことができないまま、時が過ぎていきます。そんなある日、アキラ君が森で迷い…といった具合で物語は進んでいくのです。
小説版は、わさおの目線で物語が語られていて、そこがまた、わさおのかわいさを際立たせているように思います。「アキラくんの悲しそうな顔を見ると、ボクも悲しくなるよ。そばに行って、アキラくんを笑わせてあげられたらいいのに…。」なんていう表現がでてくるんです。そして、時には気弱に、時には勇猛果敢にと、わさおのさまざまな面が描き出され、その魅力全開です。
わさお好きの方はもちろん、犬好きの方、そして最近ちょっと心が疲れちゃったなぁなんていう方にもお勧めです。サラッと読めて、読後は、ほんわか温かい気持ちになれますよ。
巻頭には、「わさお」の写真が満載。「わさお」はもともとは「シロ」という名でアキラ君にかわいがられていた秋田犬だったんです
アキラ君に会いたくて、ひたすら走る「わさお」。かわいいですねぇ
セツ子さんと出会い、心を開いていく「わさお」
わさおミニアルバムと題して、「わさお」のかわいいショットが続きます。まずは、「とびっきりのスマイル」
「夕日が目にしみるぜ」なんていうのもあります。ブサかわですね