おばあちゃんの至言は素敵なお説教?! 「雑」な暮らしと今こそサヨナラ!

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2011/9/4

おばあちゃんの台所修業

ハード : PC/iPhone/iPad 発売元 : 中央公論新社
ジャンル:小説・エッセイ 購入元:電子文庫パブリ
著者名:阿部なを 価格:486円

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なんと耳に痛い一冊である。
  
この本で披露されるのは、戦前、戦中、戦後をくぐり抜けてきた「おばあちゃん」による、食を中心にした暮らしの知恵の数々。
  
季節の取り入れ方、出汁の取り方、食材を無駄にしない方法…静かに折り目正しく語られる先達の知恵は、便利優先な暮らしをしている現代人には、きらきらとまぶしく、時折やさしいナイフのようにちくりと突き刺さる。

最近は口当たりよく生活改善を促す本は多いけれど、控えめながら芯が強いおばあちゃんの押しの強さは圧倒的。気がつけば「すみません、すみません」と心の中で、謝りっぱなし(「トイレの神様」じゃないけれど、おばあちゃんの言う事には従うしかありませんから!)。
  
それにしても、この本にあるような丁寧でシンプルな暮らしに憧れつつも、なかなか現実はそうはいかないわけで、だけれど「忙しさ」をいいわけにすると、暮らしは「雑」になる一方なわけで…。精一杯の自戒をこめて、たまにはセルフお説教モードで、この先もたまに読み返していこうと思う、そんな素敵に力強い一冊です!

目次より~このラインナップで暮らしの丁寧っぷりがわかるというもの

目次より~だしの段。かつお節、昔、母親が削ってたなぁ…と遠い目に

冒頭より~いきなりお説教モード、ちょっぴりスタートです

あくまでも静かな語り口…だからこそ、耳に痛っ(泣)!