田舎暮らしは手ごわい!? これを読めば都会の満員電車も苦じゃなくなるかも!!

更新日:2011/11/24

脱都会[田舎暮らし]は生き地獄

ハード : PC/iPhone/iPad/Android 発売元 : 扶桑社
ジャンル:趣味・実用・カルチャー 購入元:電子貸本Renta!
著者名:SPA!編集部 価格:210円

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毎日、満員の通勤電車に揺られ、無機質な都会のオフィス街で一日を過ごし、疲労困憊している皆さんにお勧めしたいのが、「脱都会[田舎暮らし]は生き地獄」。

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この本を読めば、「あ~、会社行きたくないなぁ。会社と家の往復で一日が終わってしまう都会から抜け出して、自然に囲まれた田舎でもう少しのんびりとできる仕事がしたい」なんていう気持ちはふっとんでしまいます。そして、都会でがんばって暮らして行こうと、決して前向きではないけれど、働く意欲が湧いてくるというわけです。

本書で紹介されるのは、田舎暮らしを夢見て、それを実現させた人々。まずは、奥さんが「不貞婦人会」にいわば強制加入させられた34歳の男性。奥さんはなんとかその会からは抜け出すことができたものの、村八分状態になり、ノイローゼ気味だというから大変です。そして、芸能ゴシップしか関心のない人々に囲まれ、田舎暮らしに辟易している31歳の男性。彼は東京ではクラブDJとして活躍していたようで、そのギャップは耐えがたいものだそう。また、思わぬ敵に苦しめられているのは、観光でよく訪れて気に入った土地、長野県北部に住む夫婦。自らが設計・デザインした北欧風の家に住み始めたはいいが、なんとその家中を体調30cmもある巨大蛾が飛び回るというのですから、恐ろしいです。

都会に住んでいると、ついつい田舎暮らしの良い面だけを想像しがちですが、田舎暮らしの大変なこと。この本に出てくるのは田舎暮らしのほんの一例と考えると、実際の田舎暮らしではさぞかしいろんなことが起こるのだろうと、生まれてこのかた東京に住み続ける私はおびえるのです。たまに旅行で訪れ、その土地の良い面を見て、楽しみ、また、都会の生活に戻っていくというのが、良いのかもしれませんね。

いつかは田舎暮らしをと考えている方の夢を打ち砕くような本書ですが、気軽に読め、そして、少し笑え、ちょっとした息抜きにぴったりです。疲れも吹っ飛ぶかもしれませんよ。


国土交通省のアンケートによると、都市部で働く30代の半数以上が田舎暮らしに前向きな回答をよせているそうです

都市部から地方へ転職した男性100人のアンケート結果。「田舎暮らしのどこに魅力を感じたか?」という質問への回答で一番多かったのは、「都会での生活、仕事に疲れた」だそうです。ところが田舎には田舎の大変さがあるのです