子供時代に教えてほしかった! 勉強することの意義

tjedit

2011/1/23

なぜ勉強するのか?

ハード : iPhone 発売元 : SB Creative Corp.
ジャンル: 購入元:AppStore
著者名: 価格:700円

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大人になってから、「もっと勉強しておけばよかった」と思うことはありませんか。自分なんかは、学生時代は試験や受験をすべてテキトーにこなしてきたタイプなので、しょっちゅう痛感しています。
  
本書は、「リング」「らせん」でおなじみの著者が、自身が小説家デビューする前の家庭教師の経験や子育て経験などから、勉強する重要性を説いた一冊。

勉強することがただ知識を養うだけでなく、日本人の特性や社会問題にまで発展していく内容に引きこまれ、一気に読んでしまいました。
  
この本でハッとさせられたことは2つ。 勉強する意味と、身につけるべきものは何かということ。まず、勉強する意味とは何か。これが理解できないから多くの子供が勉強嫌いになる。著者は、一人ひとりが良い選択ができる材料を身につけるためだと語る。良い選択ができれば、良い人生が送れ、会社や政治の場でも良い選択ができるようになる。つまり、世の中が良くなる。日本が停滞から抜け出せないのは、ひょっとして今の大人たちの勉強方法が間違っていたからではないかと考えさせられてしまった。
  
次に身につけるものについて。本書では、理解力、想像力、表現力だと書かれている。日本の教育では、知識を身につける(理解力の一部)が勉強の大半を占めているが、これだけでは社会では通じない。社会ではどちらかというと、想像力と表現力(アイデアとプレゼン能力といってもいいかも)が求められる。子供時代にこの3つを徹底的に磨いた人間が多くなれば、日本はもっと活気のある社会になるかもしれない。
  
日本を良くするために教育制度がこれほど重要で影響力が強いとは、今まで考えてもいなかった。あまり勉強してこなかったことに後悔している人や子育て世代の人たちはもちろん、政治や社会問題に関心の高い人にも発見の多い一冊。
  
この本に書かれていることを、20年前に自分の周りにいた大人たちはなぜ教えてくれなかったのだろう。

目次はいたって簡素。飛ばし読みせず、順に読んでいってこそ「なぜ勉強するのか」が理解できる

冒頭から「勉強する意味とは」という大きなクエッションから。答えが気になるので、すぐに内容に集中できる

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