ユーモアの中にもえもいわれぬエレジーの混じり込んだ極上のロード・エッセイ

小説・エッセイ

2011/11/9

この本は、作家 北杜夫を一躍有名にした出世作であり、刊行の1959年当時にそれまでの日本文学にはなかったタイプのユーモアが大いに人気を博し、北杜夫をベストセラー作家に押し上げた記念碑的傑作である。 東北大学医学部卒業後も、慶応病院の医局に残り「勉強をするふり」を続けていたという北は、なぜか船医となり外国へ行くことを卒... 続きを読む