「あっ!」と思ったときにパッと使える図鑑が手の中に!

更新日:2012/2/3

日本のチョウ|図鑑NEO for iPhone

ハード : iPad 発売元 : SHOGAKUKAN INC.
ジャンル: 購入元:AppStore
著者名: 価格:800円

※最新の価格はストアでご確認ください。

iPhoneを買ったときにすぐにダウンロードしたのが辞書と図鑑です。このふたつの種類の書籍ほど、電子化されて便利な書籍はない! と思います。

どちらも分厚い本、でっかい本の代名詞。それがこの小さなデバイスに納まって、見たいときに見たい項目にちょいっとアクセスできる…今すぐ使うアテがなくても、ダウンロードして持っているだけでワクワクしてしまうのは私だけでしょうか(笑)?

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小学館の図鑑NEOは、図書館や学校で定番の子供の向けの図鑑シリーズです。その『図鑑NEO 昆虫』の中から、日本に生息する蝶、蝉、そしてカブトムシなどの甲虫を抜粋してそれぞれ電子書籍化されたものが、図鑑NEO for iPhoneシリーズの『日本のチョウ』、『日本のセミ 鳴き声つき』、『日本のコウチュウ(カブトムシのなかま)』です。

電子書籍やアプリに馴染みがない人でも「使い方」を見なくてもカンでさくさく使うことができるようなシンプルな作りは機能美すら感じられるほど。このシンプルなデザインの中に引き立つ美しい標本写真! どの標本写真も全体表示と実物大表示に切り替えることができます。写真をタップするとびよーんと画面からはみ出してしまう蝶のリアルな大きさに、こんな大きな蝶が日本にもいるのか! とリアルの驚いてみたり。

それぞれの種には、目→科とたどって見ていくこともできますし、電子書籍らしく一発検索でお目当ての昆虫を参照することもできます。この検索は学名検索にも対応しているのだとか。部分一致検索にも対応していて、例えば『日本のコウチュウ』図鑑で「ナガ」で検索すると、アオバナガクチキムシ、アシナガコガネなどが検索され、それぞれ名前から、口が長いんだろうな、足が長いんだろうな、と推測してみたりして。こんな調べ方ができるのも電子版ならではかと思います。

自分が見つけた昆虫の写真を撮って「採集ノート」を作成することができる機能があるのも、電子版ならではかと。撮った写真に付随する撮影日時、位置情報も自動で取得してノートに表示してくれます。位置情報はGoogleマップへの連動リンクを、種名はもちろん図鑑のその種のページへの参照リンクになっています。「採集ノート」をメールで転送することもできます。残念ながら今は冬なので「採集ノート」に新しく観察日記をつけることはできないのですが、これは是非とも試してみたい機能。

春になるのが待ち遠しいです!

目→科の階層リスト。学名も表示されます(日本のセミ)

標本箱を見ているような一覧表示…(日本のコウチュウ)

セミの図鑑は鳴き声も収録されています。これが高音質でびっくり&うっとりです(日本のセミ)

実物大表示したとたん、画面からはみでるアオスジアゲハ(覚えた!)(日本のチョウ)

「採集ノート」のサンプル。キャプションの写真は自分で撮った写真が表示されます(日本のチョウ)