究極の管理社会、不老不死の遺伝子の秘密を握る少年が旅に出た。近未来を描いた反ユートピア小説

小説・エッセイ

2011/9/4

表紙を立ち上げるとクジラが描かれた暗い海中に、主人公の記憶アイテムを内包した気泡がゆっくりと浮かび上がっていく。BGMに鯨の歌声を思わせる効果音。今までの電子書籍にはない幕開けに、心が沸き立ち、読書への期待感が高まる。 メディアを賑わした話題作だけに、心を弾ませて頁をタップした。「えっ、小説なのに横書きなんだ」と、最... 続きを読む