目でさわる? 3Dで愛でるブリキのおもちゃ

2011/3/7

立体図鑑

ハード : iPad 発売元 : ZYYX Inc.
ジャンル: 購入元:AppStore
著者名: 価格:0円

※最新の価格はストアでご確認ください。

これは、テレビ番組「開運! なんでも鑑定団」等でお馴染のおもちゃコレクター北原照久さんの作った本だ。北原さんの貴重なコレクションの中のブリキのおもちゃ達が勢揃いしている。

実を言えば、僕は大学時代にアルバイトでおもちゃの営業をし、就職活動もおもちゃ会社中心に回ったおもちゃ好き。だけど、ブリキのおもちゃに関しては、”高価”で、”博物館等で見るもの”というイメージがあるだけで、直接お目にかかったことはなかった。そのブリキのおもちゃを知る機会だ、見逃す手はない。

ブリキのおもちゃの魅力は、なんといってもその独特の造形と色彩感から生じているだろう。昔と今では美的感覚に違いがあるのか、今のおもちゃにはない少しひょうきんで、けれども、どこか懐かしく、人の手の技が生み出す暖かなぬくもりのようなものが伝わってくる。

実際におもちゃに触ることはできないけれど、じっくりと愛でることができる。画面をグリグリと動かせば、一方向だけでなく全方向から眺められるのだ。この3D感覚は、これまでの紙の書籍では不可能だ。画面のおもちゃ達は、あたかも目の前にあるような感覚。まさに百聞は一見にしかず。何時間でも飽きずに眺めていられる。

扱われているのは1880年代~1930年代に作られたおもちゃ。 仕掛けや造形、彩色が時の経過とともに発展していく様子を眺めるのも楽しい。おもちゃ職人たちが持てる限りの知恵を絞り、技術を高めおもちゃを発展させていった苦心の歴史をぜひ、自分の目で確かめてほしい。

動物から戦闘機まで、バリエーションが非常に豊富なブリキのおもちゃ達

100年前に作られたとは思えない精巧さ。画面をグリグリと操作するとその精密さが更によくわかる

ブリキのおもちゃの詳細情報。北原さんによる、技術的な解説がまたイイ!