天才少女が「モナリザの微笑」等の名画に隠された秘密を謎解くミステリー

2011/9/4

絵画修復家キアラ1

ハード : PC/iPhone/iPad/Android 発売元 : ぶんか社
ジャンル:コミック 購入元:電子貸本Renta!
著者名:たまいまきこ 価格:105円

※最新の価格はストアでご確認ください。

みなさんは『ダ・ヴィンチ・コード』って読まれました? 
  
言わずと知れたダン・ブラウンの世界的ベストセラーですが、実を言うとわたし未読なんです…。
  
というのも、『カラマーゾフの兄弟』読んだ時にあまりにもキリスト教について解らなすぎたというのがあって『ダ・ヴィンチ~』はある程度の知識をつけてから読もうと思ったんですね。それでまあ…結局のところ、今も本棚にささりっぱなしになってるわけなんですけども(苦笑)。で、そんな積ん読仲間、あるいは途中で挫折してしまった方にも「これだったらおすすめ!」なのが、この『絵画修復家キアラ』でありまして。

12歳の主人公・キアラは、自分のことを「天才絵画修復家」とのたまい(まあ実際そうなのだけど)、絵画のこととなると途端に我を忘れてしまうほどの美術ヲタ。そのうえ貴族の子女にして、容姿端麗とはちと言いがたいおチビでおデブな食いしん坊キャラ。いっぽう、その又従兄弟でキアラのボディーガードを務めるギネヴィオは、剣の腕がたつ容姿端麗な青年。でも、その性格の悪さといったら! …といった、まあある意味凸凹コンビが、毎回絵画絡みの物騒な出来事に巻き込まれては事件を解決していく──つまるところこの作品は、名画に隠された謎解きの物語。2巻ではあの「モナリザの微笑」も登場しちゃいます!
  
個人的に面白かったのは、File10「堕天使の窟」。これは、なんと囚人が壁一面にウ○チ!? で描いた宗教画にまつわる物語なんだけど、ラスト思わず泣いてしまったもんね! そして何より「モナリザの微笑」の謎を解き明かすFile11~13「ミケランジェロの遺言Ⅰ~Ⅲ」。ミケランジェロにレオナルド・ダヴィンチ、ラファエロまで絡んできて大変な秘密が暴かれていくのですが、ここにきて見逃せないのが、この凸凹コンビの関係性! まさかのシリアス展開に、グッときてキュンとくること必至ですことよ!! 嗚呼この先、一体どうなっちゃうんだろ~!
  
『ダ・ヴィンチ・コード』読みながら、気長に待つとしますかね^^

File1の扉絵。主人公のキアラと又従兄弟のギネヴィオ。どこか懐かしいかんじのする少女マンガタッチ

貴重な絵画を目にする為なら…完全な猪突猛進型のキアラ。そして…↓

そんなキアラに、容赦ないギネヴィオ

実存する絵画もけっこう登場するので、ネットで検索して本物の画像を見比べたりするのも楽しい

16世紀のローマの貴族社会の有様なんかもそれとなく知ることができるし、宗教画に込められた意味や修復技法に関しても丁寧にわかりやすく解説されていて、無理なく楽しめました

2巻の後半で、ついにあの絵が登場!! わたし美術部の部長やってたくせに“愛人だった”ってことも知りませんでした(恥)

各巻末についているおまけマンガも、ためになっておもしろかったです