おどろおどろしいタイトルそのままの迷宮的な「語りの密林」が襲いかかる

イースト・プレス

2011/11/22

中井英夫「虚無への供物」、小栗虫太郎「黒死館殺人事件」と並んでこの「ドグラマグラ」は、日本ミステリー界の三大奇書といわれています。別のいい方をすれば、日本三大アンチミステリーです。ミステリーという物語の骨格そのものをゆがめてしまった、実に奇怪な読み物なのであります。 3冊とも恐ろしく分厚い作品なので、とりあえずこの漫... 続きを読む