ドイツ車、とにかく全部。ドイツ車好きの人は必読!

2011/12/4

70年代のドイツ車1―フォルクスワーゲン/オペル/ビッター/メルセデス・ベンツ

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : 二玄社
ジャンル:趣味・実用・カルチャー 購入元:eBookJapan
著者名:digitalCARGRAPHIC編集部篇 価格:432円

※最新の価格はストアでご確認ください。

本書は60年代から70年代のドイツの車メーカーが開発、販売した車を紹介、解説したものである。
今回取り上げられているドイツメーカーはフォルクスワーゲン、オペル、ビッター、メルセデス・ベンツ。BMWやアウディなどは「ドイツ車2」のほうに載っている。このシリーズ、他にもアメリカ車、イタリア車などがあり、本書はドイツ車版というわけである。

編集はあのCar Graphic編集部。松任谷正隆と田辺憲一による名物番組「Car Graphic TV」の元となる雑誌を作った人々である。ゆえに解説など読みものとしても面白い。メーカーの設立経緯など具体的なメーカー解説、そしてパワートレーン、サイズ、市場デビュー年などが車両ごと、写真と一緒に掲載されている。Car Graphic掲載号のデータも載っているところが面白い。

まずフォルクスワーゲン。ビートル、カルマンギア、ロータリーエンジンを搭載したK70、ポロ、ダービィ、ジェッタ、パサート、シロッコ、トランスポーター等が紹介されている。個人的にフォルクスワーゲン181が載っていたことが嬉しい。フォルクスワーゲン181はビートル1200系のプラットホーム・シャーシーに第二次世界大戦で活躍したキューベルワーゲンを思わせる簡易プレスのオープンボディを架装した多用途車である。

驚くべきことは、なんとビートルだけでも1200、1300、1500、1600、1302、1303、1303Sまでのデータが載っているのである。

これはつまり60年代から70年代の約20年間、メーカーが世に出した車種の全てのシリーズを載せているのである。想像してみてほしい、もし好きな車種があったとして、あなたは全てシリーズを覚えているだろうか? サブタイトルに「自動車アーカイブ」と銘打つだけのことはある膨大な情報量なのである。

そしてオペルとビッター。オペルは日本でも知られているメーカーだが、ビッターまで掲載されている本は珍しいはずだ。ビッターとはエキゾチックカーを販売していたエリッヒ・ビッターのアイデアを基にオペル・スタイリングがリデザインしてデビューしたビッター・ディプロマートCDを開発した会社である。

そして御存知メルセデス・ベンツも全ての車種が載っている。本書は単なるメジャーなスポーツカーを取り上げた写真集ではない。車好きにとっては貴重な資料となるはずである。


フォルクスワーゲンのメーカー解説。現在までの経緯が記されている

素敵な写真。全車種載っている

これがフォルクスワーゲン181だ

車種についての詳しい解説。読み応えあり

リアビューの写真。カワイイ!

当時の宣伝素材写真も貴重

コマーシャル写真としての資料的価値もある (C)二玄社