これから保育園デビューするママ必読!保育園ママを襲う数々のフシギな出来事

小説・エッセイ

公開日:2011/12/12

世にもフシギな保育園~働くママの敵か?味方か?~

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : 光文社
ジャンル: 購入元:BookLive!
著者名:安堂夏代 価格:540円

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初めて子供を保育園に預ける働くママならきっと興味がある「保育園ってどんなところ?」という疑問に答えてくれる作品です。待機児童の増加という問題を抱える社会で、やっと手に入れた保育園の内定。ほっとすしたのも束の間、保育園ママには数々のフシギな出来事が降りかかります…。

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職場ではきちんと仕事をしているし人間関係も良好、きっと保育園ママデビューしてもなんとかなるわ。と、本書を読むまでは思っていました。でも、まだまだ覚悟が足りなかったようです。著書の実体験としての保育園ママ体験談は、くすっと笑える箇所もありつつ、恐怖心すら感じます。

朝、子供の支度をし、保育園まで連れて行き、会社までのラッシュの中でその日の仕事の手順を段取り、いざオフィスについた瞬間「お子さんが高熱です。お迎えに来てください」と言われたら…。それもかなりの頻度で…。どんなスーパーキャリアウーマンでも、心が折れてしまうでしょう。

本書によると、保育園によっては、お迎え前の寄り道はご法度とか。子供を預けてお稽古に通うなんて問題外。スーパーで夕食の食材を買ってからお迎えに行くのも気を使うそうです。もちろん、保育園の方針や地域によって異なるとは思いますが、子供を預けて働くママが、保育園に対して少なからず肩身の狭い思いをしているのは事実なのではないでしょうか。

保育園ママ同士の関係も興味深いところです。幼稚園ママと違って、ほとんどが働くママの保育園ママ。朝と夕方の一瞬しか顔をあわせないので、ママ同士は挨拶する程度の関係だろうとたかをくくっていませんか? その挨拶をする、しない、で派閥があったり確執ができたりするようです。そして、保母さんだって人間です。いろいろな人がいます。

たかが保育園、されど保育園。何も知らずに保育園ママデビューするのではなく、本書で事前に情報を仕入れてはいかがでしょうか。

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