鉄道好きの男児持ち必読。新幹線の雑学王になって、帰省や旅行時に盛り上がれる!

公開日:2012/1/3

新幹線99の謎―知ってるようで知らない意外な事実

ハード : iPhone 発売元 : Futami Shobo Publishing Co.
ジャンル: 購入元:AppStore
著者名: 価格:700円

※最新の価格はストアでご確認ください。

日本が世界に誇れる先端技術の結晶のひとつ、新幹線。本書は「進化する新幹線のトリビア」を集めた1冊で、かつてふとけんがレビューしたジャンボ機に続く、99の謎シリーズ作品です。

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「鉄道技術発達史」によると、新幹線計画のもとになった「弾丸列車計画」の発足は、1938年の鉄道省企画委員会における検討だそうです! なんと昭和13年、70年以上も前の話。東京から大阪、下関、対馬海峡トンネルを抜けて、当時の日本の領土であった朝鮮半島を経て、満州(現在の中国北東部)、北京まで直通しようという、アジア大陸縦貫鉄道計画だったのです。そして地形測量や用地買収を経て、1941年8月からトンネル工事に着手。太平洋戦争の戦局悪化により建設は中止となりましたが、用地やトンネルが残っていたことが、のちに新幹線構想の実現に役立つことになりました。

それが先日、全線開通した九州新幹線をはじめ、東海道・山陽新幹線、東北・山形新幹線、上越・長野新幹線など、現在、国内を走る新幹線につながっているのです。なんだかとってもロマンと歴史を感じてしまうのが、新幹線なのです。

ふとけんが初めて一人で新神戸から新幹線に乗って、新倉敷の祖母のところに「冒険旅行」したのが、小学3年生の時。当時の丸い「鼻」の車両はもう走っていませんが、当時から何代も世代交代して、どんどん技術やサービスが変化しているのは、さすがだ! といつも感心しています。そんな新幹線のトリビアが、本書では、

 ■PART1 進化し続ける「新幹線ファミリー」の謎
 ■PART2 知っているようで知らない意外な事実
 ■PART3 とことん知りたい「安全とメカニック」の謎
 ■PART4 とことん知りたい「走行」の謎
 ■PART5 世界に誇る日本の「リニア新幹線」の謎
 ■PART6 威信をかけた各国の「新幹線」の謎

に分かれて紹介されています。なかでも初代の新幹線を知っている40代半ばのふとけん世代で気になるのは、PART2 知っているようで知らない意外な事実 で紹介されている、

 ■大人気だった食堂が新幹線から消えたのはなぜ?
 ■新幹線の車内で英会話が学べるって、ホント?
 ■一般車と見分けがつかないVIP専用特殊車両の秘密
 ■新幹線車内にマッサージ室があったって、ホント?

あたりでしょうか。

掲載情報が2005年7月現在と少し古いのは残念ですが、新幹線の雑学を仕入れるには読みやすくてジャンルも広いので、新幹線に乗る機会がある方は、ぜひぜひ一読をお勧めします。

これは「はじめに」の前に登場するページです。全部で13問あるここの問題を全部、正しく回答できる人は、相当のマニアでない限りはいないと思います! これ以外にも86問。まだまだあります。読み応えもありますが、質問・疑問項目別なので読みやすくなっています

これは「はじめに」の前に登場するページです。全部で13問あるここの問題を全部、正しく回答できる人は、相当のマニアでない限りはいないと思います! これ以外にも86問。まだまだあります。読み応えもありますが、質問・疑問項目別なので読みやすくなっています

画面上部をタップすると登場するのがこの画面です。本書は「99の謎」から構成されているので、右下の「もくじ」をタップして表示される項目から、気になるものをピックアップして読む方法をお勧めします! 99個ある項目を、選ぶ楽しさも加えることができるのです