断じてギャグ漫画ではない! 地上最強の格闘マンガ
公開日:2012/1/1
グラップラー刃牙 (1)
ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android | 発売元 : 秋田書店 |
ジャンル:コミック | 購入元:eBookJapan |
著者名:板垣恵介 | 価格:432円 |
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テレビ朝日系「アメトーーク!」の「グラップラー刃牙(バキ)芸人」でスッカリおなじみ、みんなが大好きな『刃牙』です。「グラップラー」とは英語の「grappl(グラップル)=取っ組み合う」ことで、格闘する人という意。刃牙は主人公である男子高校生の名前です。
読んだことがない人は、今すぐ読みましょう。トレンドですよ!
格闘風ギャグ漫画、って意見を見たり聞いたりですが…地上最強の男たちが激しく闘う純粋格闘マンガです。連載当初こそ、バキはまだ人間ですが、巻を重ねるごとに、だんだんと人間の域を超え、超人になっていく(ような)様がたまらない、というファンもいたりいなかったり。
人間、最も充実感を覚えるときって、「今までできなかったものが、できるようになった瞬間」だと思うんですよね。高い壁を乗り超えることができるようになったそのときを迎えるため、人間は目標を掲げ、努力に努力を積み重ねて、汗をかき、涙を流し、ときには血を吐く。そして、苦労をすればするほど、目標達成時の充実感ははかり知れないものになる。
バキでいえば、強敵を倒せるようになったとき。
そして、例えば受験でいえば、志望校に合格したとき。志望校の設定が高く、「きみの今の成績じゃ厳しい」「考え直しなさい」などと進路指導で言われたときに、「でも、この学校に行きたいから、変えません。やります」と宣言して努力をし、念願の志望校に入った受験ドラマを、生徒や学生本人から、または保護者から取材で聞く機会がたくさんあります。そして、それだけの努力を払って勝ち得た経験が、単に学校に入れたこと以上に、本人にとって学校生活のすべてを最高の時間にしてくれるのだと、総じて語ってくれます。
人生は自分の目標設定と努力次第で、いくらでも充実させることができる。マジメな話、『刃牙』からそういった人生論を学び取るのもアリかと思いますよ。
いかにもの強敵らしい(?)ポージング。色気のある口唇
男は背中で黙して語る。そして、試合前にも関わらずモリモリ食らう。男ならモリモリとな!
さらに、シメは炭酸抜きコーラで。炭酸抜きコーラ、みなさん、飲みますか?(私はあえて飲んだことこそありませんが) 格闘関係の小ネタもふんだんに散りばめられているので勉強になる(何の?)
出会いがしらに剛拳を繰り出してきたこの男の拳に…
バキは見切って「CHU(ハート)」。この余裕と平常心が強さの源 (C)板垣恵介(週刊少年チャンピオン・秋田書店)