ミイラ先生に襲われたとしてもその恐怖を生きる力に変えていこう

更新日:2012/1/19

ミイラ先生

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : 小学館クリエイティブ
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:楳図かずお 価格:432円

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舞台はミッションスクール「聖白バラ女学院」。そこで起こる、女生徒たちを恐怖へ引きずり込む、血みどろの出来事。なんと、生徒たちの憧れの的、美しい葉山先生がミイラ先生になって襲い来る、というものだった。

楳図かずお先生らしく、描き込み量が多く、おどろおどろしい雰囲気がビシビシと伝わってくることハンパないです。楳図ファンのなかにも「トラウマになった」という声が多数。とにかく、ミイラ先生が怖いです。顔が恐ろしいです。やること、言うことがエゲツナイです。それでも、読み進める手が止まりません。怖いもの見たさ、というヤツでしょうか。

暴力や流血などグロいものは女子ウケしない、などと思われがちですが、実際のところ、じつは女性の方が耐性がある、とも言われます。男性にない、毎月のことがあったりして、血を見ることに慣れているから、というのが主な理由です。実際、取材で医学部系関係者に話を聞いても、解剖実験などで気分が悪くなったり倒れたりするのは、圧倒的に男子が多いらしいです。

もちろん、「何を言う。男子の方がグロに耐性があるに決まっているではないか」という意見もあります。男性は昔から稼ぎ頭。狩猟時代には、自らの命を賭してケモノを狩っていたのです。血を見るなんて日常茶飯事、だからビクともせん、というのが意見の根拠です。

ただ、今を生きる男子女子どちらにしても、危険に備えるためには危険を知っておくことが必要で、また、それによって対応策を考えたり、メンタル面を鍛えたりができます。やや言葉の意味は違いますが、教育で重視されている「生きる力」を養うことともつながります。

ちなみに、本作は雑誌『少女フレンド』に掲載された中編作品で、単行本としては『続ミイラ先生』に続きます。ということはですね、やはり女子が読者対象として描かれた作品なワケですが、男子女子ともにぜひ一読をオススメします。だって、身近な人がミイラになって襲ってきたとき、困らないじゃないですか。
人間、イマジネーションが大切です。

生徒に人気の美しい葉山先生が…

とある流れで目覚めたミイラに襲われて…ババーン! 葉山先生、アウトー!

学校を休んだ葉山先生。生徒の代表・絵美子ちゃんが心配になってそっと様子を見に来るも…

たびたび恐ろしい思いをすることになる絵美子ちゃん。ラフプレーだって豊富 (C)楳図かずお/小学館クリエイティブ