いじめられない子を育てる秘訣とは? わが子が「友達関係」で悩まないために、親ができること

出産・子育て

2017/6/13

『わが子が「お友達」関係で悩まない本』(フォレスト出版)

 小学生の子どもを持つ親の、一番の心配ごとは「わが子の人間関係」だという。子どもが、よい友達を得て楽しい学校生活がおくれるように、まず親ができることは「この子と友達になれたらうれしいな」と思われるような、魅力溢れる子どもに育てることだ。「人間関係」がうまくいく子を育てるヒントを教えてくれるのが『わが子が「お友達」関係で悩まない本』(フォレスト出版)。著者の風路京輝(かぜみち・きょうこ)氏は、元小学校教師。「親の駆け込み寺」のカリスマとして、小学生の子どもの親から絶大な信頼を持つ。本書は、著者が1500組以上の親子と接してきた経験から生まれた1冊だ。では、「お友達になりたい」と思われる子どもはどんな子なのだろうか?

次の3つの例があげられる。

・清潔な身なりであること

小学生の清潔感は親の責任。うす汚れた服を着ていることで、いじめにあうこともあるのだ。

・「オンリーワン」の存在になれるような強みを持っている子

親は、好きなことは徹底的に伸ばしてあげることを心がけるといいという。

・相手の気持ちを想像できる子

相手の立場、状況、感情を想像して寄りそうことができる子は皆に好かれるそうだ。

■「いじめに巻き込まれない」ためには自分の気持ちや考えが表現できることが大切

 プレゼン力、コミュニケーション能力をつけるための基礎練習になる「挨拶」を徹底しよう。「ありがとう」には「手伝ってくれて助かったわ」などのひと言をプラス。家庭でしていることは学校でもやるようになるので、スムーズな人間関係がつくれるようになる。

■「いじめをしない子」にするためには子どもの視野を広げることが大切

 子どもの視野を広げるの親の大切な役目だ。簡単にできるのは「読書習慣」をつけること。文字から養われる想像力は、相手の気持ちを推し量る能力を身につけることにつながるのだ。ぜひ知っておきたいのは、子どもも3、4年生になると、親の心をおもんぱかるようになるということ。親を心配させたくないからと、いじめられていても言わない場合があるという。親は日頃から子どもの様子を見て、異変を察知する能力をつけることが大切なのだ。
また、常に話しやすい環境をつくることも大事だ。話し始めたら問い詰めずに、まずは「共感」してあげて、子どもの気持ちに寄りそうことだ。異変の原因がわかったら、学校に相談することも重要だ。そのためには担任と良好な関係を築いておきたい。子育てには、学校でできること、家庭でできることが、それぞれにあるのだ。「教育・子育てはどちらかにまかせっきりではうまくいかない」と著者は述べる。お悩み別対策や、学校の先生と上手に付き合う方法など、著者が教育の現場から導き出した知恵とアドバイスが満載の一冊だ。

文=泉ゆりこ