もう、ファッションで悩まない! 自分に似合う服に出会うためにおさえておきたいこと

暮らし

2017/6/16

『(骨格診断)×(パーソナルカラー) 本当に似合う服に出会える魔法のルール』(二神弓子/西東社)

 世間にはおしゃれ上手な人がいる一方、「何を着てもイマイチ似合わない」と嘆くファッション音痴も少なからずいる。きちんとトレンドは押さえたはずだったのに何かがおかしい。雑誌に載っている通りの模範的なコーディネートをしたはずだったのに、実際やってみると服に着られているような気がする。

 「ベージュのトレンチコートは1枚持っておくと着回しがきく」「男ウケを狙うならふんわりとしたスカートをはくべし」…よく見るフレーズだが、実はベージュのトレンチコートも、ツインニット&フレアスカートもみんながみんな似合うアイテムではない。

 そんな当たり前のようでいて見落とされがちな事実。それを教えてくれるのが本書『(骨格診断)×(パーソナルカラー) 本当に似合う服に出会える魔法のルール』(二神弓子/西東社)である。

 人間の身体にはそれぞれ生まれ持った個性があり、それによって似合う色やデザインもある程度決まっている。それに影響しているのが、肌や瞳といった身体の各パーツの持つ「色」、そしてウエスト位置や関節の大きさに代表される「骨格・体の質感」だ。これらの「色」や「骨格・体の質感」は太っている・痩せているといった後天的な要素にはあまり左右されない。

「似合う」服は理論的に正しいから似合うのであって、そこにファッションセンスは関係ない。その理論的根拠となるのが本書で紹介される「骨格診断」や「パーソナルカラー診断」なのだ。

まず骨格診断では自分に似合う素材やデザインを知ることができる。

骨格診断では、持って生まれた体の「質感」、「ラインの特徴」から、自分の体型を最もきれいに見せるデザインと素材を知ることができます。診断結果は「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3種類に分類することができます。

そしてパーソナルカラー診断では自分の生まれ持った色と調和する色が分かる。

パーソナルカラー診断とは、生まれ持った肌や目の色から、あなたに似合う色を導き出すものです。診断結果は「スプリング」「サマー」「オータム」「ウィンター」の4つに分かれます。

 個人的な話になって恐縮だが、筆者は典型的なストレート×サマー。デコルテやヒップに厚みがあり、腰の位置も高め。体つきが華奢な「ウェーブ」の人に似合うフレアスカートやフリルのついたトップスが似合わない。黄みの強い色が苦手な「サマー」ゆえにベージュやカーキ、オレンジといった色は鬼門である。逆にデコルテが大きく開いたVネックセーターやタイトスカートは得意中の得意。紫や青といった寒色系はメイクに使っても大丈夫。

 筆者自身はプロの診断を受けたのだが、本書のチェックシートに従えばある程度自己診断も可能だ。この本の良いところは自己診断パートを含む各項目の解説が詳しく丁寧に書かれていること。「骨格診断・パーソナルカラー診断を初めて知った」という人から、筆者のような診断経験者まで幅広い層の読者をカバーする。各骨格タイプ別「本当に似合う服で着回す24コーデ」やネット通販で服を買うときのポイントなど実生活で即役立つアドバイスも多い。

 「そんな占いみたいな診断で本当に似合う服が見つかるのか」「ただの流行に踊らされているんじゃないか」と疑う人は、まずは本書を一読してみてほしい。骨格診断やパーソナルカラー診断は科学的なものだ。少なくとも筆者の場合、骨格診断・パーソナルカラー診断の結果通りに行動して今のところ後悔した記憶はない。少ない枚数の洋服でも上手に着回せるようになったし、結果的にクローゼットの中身もすっきりした。筋金入りのファッション音痴が、ちょっとはマシな方向に変わったのである。

文=遠野莉子