「つくりおき」ブームはここから始まった!『ESSE』×人気料理家による試食会で書店員が絶賛したイチオシおかずは?

食・料理

2017/9/24

 いまや大きな書店の料理本売り場には「つくりおき」コーナーが常設されているほど。おいしくて長く日もちする「つくりおきおかず」は、いっときのブームを越え、ひとつのジャンルとして世間にすっかり定着したといえるでしょう。各社からさまざまなつくりおき本が登場していますが、その元祖であり集大成ともいえる1冊が発売されました。それが『別冊ESSE つくりおきおかずで朝つめるだけ! 弁当 BEST!』(小田真規子/扶桑社)。

『別冊ESSE つくりおきおかずで朝つめるだけ!弁当 BEST!』(小田真規子/扶桑社)

 いまや大きな書店の料理本売り場には「つくりおき」コーナーが常設されているほど。おいしくて長く日もちする「つくりおきおかず」は、いっときのブームを越え、ひとつのジャンルとして世間にすっかり定着したといえるでしょう。各社からさまざまなつくりおき本が登場していますが、その元祖であり集大成ともいえる1冊が発売されました。それが『別冊ESSE つくりおきおかずで朝つめるだけ! 弁当 BEST!』(小田真規子/扶桑社)。

 そもそも「つくりおき」という言葉自体、『ESSE』から誕生したといっても過言ではありません。同誌編集長の佐々木智子さんによると、「“つくりおき”という言葉を初めて巻頭特集として大きく扱ったのは『ESSE』(2008年10月号)ではないでしょうか」とのこと。

(奥左)佐々木智子編集長 (右)小田真規子先生

 そのときの反響があまりに大きかったため、『ESSE』では以降、「つくりおき」特集を春と秋の年2回、巻頭特集に据える定番企画に。「つくりおきおかずで朝つめるだけ! 弁当」シリーズはすでに4冊刊行されており、累計70万部突破の人気シリーズに成長しました。

 シリーズ最新刊にあたる『別冊ESSE つくりおきおかずで朝つめるだけ!弁当 BEST!』は、全687レシピから厳選した「超ベストレシピ」が大集合。本誌でも人気の「電子レンジでできるつくりおきおかず」など新規レシピも含む充実の決定版です。

 すべてのレシピを手がけているのはベテラン料理家・小田真規子先生。そこで発売記念イベントとして開催された試食会に参加。「つくりおきおかず」を味わった書店員さんの感想とともに、人気の秘密をレポートします。

■「5日目の牛肉がこんなに柔らかいなんて!」

 当日、試食会に用意されたレシピは以下の6品。

●鶏ハムのグリーンオイル漬け
●焼きサバのカレーなます
●ゆで牛肉とトマトのマリネ
●中華風ゆで卵
●ジャガイモとキャベツとエビサラダ
●ピーマンのニンニク炒め

 味がどんな風に変化していくかを比べてもらうため、同じメニューをつくってから1日経ったものと5日経ったものの2種類を用意。さて、では実際に食べ比べた書店員さんに感想を聞いてみましょう。

 この日の一番人気は冒頭で挙がった「ゆで牛肉とトマトのマリネ」。トマトの旨み成分であるグルタミン酸がじわじわ染み込んだ牛肉のマリネは、むしろ5日目のほうがこなれていてグッと深みのある味わいに。皆さん口を揃えて「お肉が柔らか~い!」と大絶賛していました。

 「まず驚いたのが“1週間日もちOK”ということ。お肉やお魚など鮮度が重要なおかずは正直「大丈夫なのかな?」とも思ったのですが、つくってから1日目のものがおいしいのはもちろん、5日目のものも味がまろやかに変化していて、また別のおいしさが発見できました。つくりおきおかずを試したことがなかったのですが、これなら挑戦してみたいです」(三省堂書店・雨宮雅美さん)

 5 日めの「ゆで牛肉とトマトのマリネ」を食べてびっくり! 口の中でとけちゃいそうなこの柔らかさ、「あれ、別のお肉を食べているのかな?」と思わずメニューを確認してしまいました。料理は時間が経てば食感がかたくなったり、味が落ちたりするのが当然という先入観があったのですが、とんでもない。どれも本当においしかったです。(久美堂 藤田哲也さん)

 そう、小田先生の「つくりおき」には、他誌にはない3つの特長があるといいます。

「最大1週間保存OK」という他誌にない強み!

 その最大の特長ともいえるのが、「すべてのレシピが最大1週間保存OK」という点。これ、ちょっとでも「つくりおきおかず」をつくったことがある人ならわかると思いますが、たいていのレシピは冷蔵で3~5日程度の日もちが普通で、1週間も長くもつというのはかなり珍しいケース。週末につくっておけば翌週末までもつわけですから、お弁当に夕食にと平日が忙しい人にとっては心強い味方といえるでしょう。

 2つめは「いつ食べてもおいしい」ということ。書店員さんのコメントにもありましたが、 小田先生のレシピは1日目と5日目では違うおいしさがあるんですね。むしろ日数が経つほどおいしさが増しているものも少なくありません。

 そして3つめの特長は、アレンジが豊富であること。たとえば、鶏ハムのグリーンオイル漬けはパスタやサンドイッチの具としても活用できますし、焼きサバのカレーなますは身をほぐし、水を加えてのばせばスープにもなります。アレンジが自由自在なので飽きることもありません。

 毎日の夕食のおかずに、行楽の秋のお弁当に。この秋は「つくりおきおかず」でおいしくラクに料理の腕を上げてみませんか?

取材・文=阿部花恵 撮影=鈴木慶子