体形は“腸の位置”で決まる? 毎日15秒の腸ストレッチで便秘や肥満、顔デカも解消

健康・美容

2017/10/6

『下がらないカラダ』(小野咲/サンマーク出版)

 運動しても、食事に気を遣っても、なかなか思うような効果が出ない…。それ、腸の位置が下がってるからかも。

 美容と健康の鍵としてすっかり定着した“腸内環境”。甘酒や納豆、ヨーグルトなどの発酵食品のブームも伴い、腸内の善玉菌の多様性がダイエットや美容に良い影響を与えるというのは広く知れ渡りましたよね。でも、実は腸の中だけではなく、「腸そのものの位置も大事」だということをご存じでしたか?

 『下がらないカラダ』(小野咲/サンマーク出版)の著者、小野咲さんはトップセラピストとして5,000人以上のお腹と向き合ってきた美腸ナース。もともと国立成育医療研究センターで看護師として勤めていた小野さんは、おなかが傷ついて症状が悪化する患者さんたちや、自身の極度の便秘と向き合う中で、腸の大切さを痛感するようになったそう。そんな小野さんは「“腸の位置”を上げることで、やせやすく引き締まった体が手に入る」と言います。

そもそも「腸」とひとことに言っても、その種類は様々。「小腸」と「大腸」という二つの大きなグループの中にも、計約10個の分類があり、その長さはなんと全長7~9mに及ぶのです。

 体の中を大きく占め、消化や吸収、うんちの運搬など大事な役目を担う腸。確かにそんな腸の調子が悪ければ、様々な体の不調につながりやすいというのは納得できます。

 では、なぜ、腸内環境ではなく、「腸の位置」が大事なのでしょうか。

 それは、腸が下がることにより、老廃物が溜まりやすくなるほか、肝臓や胃なども下にズレて体のシルエットが変化してしまう大きな原因になりうるから。実際小野さんが便秘外来で働いていたときに診た50代の女性の9割は「下がり腸」であり、それが体の別のパーツ(顔やバストなど)の「たれ」にもつながっていたのだとか。

 ちなみに本書では、自分の腸が下がっているかどうかチェックする方法も掲載。おへそのラインが「横長」か「縦長」かをチェックするもの。ちなみに私は立派な「横長おブスおへそ」でした…。

 腸の位置を上げることがダイエットや美容のために重要だということはわかりました。ただ、「そもそも腸の位置を上げるってどうするの? 大変そう!」と思う人も多いかもしれませんね。

 小野さんの伝授するメソッドは、なんと「1日わずか15秒」「ド集中するだけ」というとっても簡単でシンプルなもの。おまけに「2週間」でしっかり効果が出るというのです。

 基本の腸ストレッチは、腸を引き上げてうんちを出やすくすることがメインの目的。難しい動きもなく、吸って吐くだけなので簡単です。

 加えて、さらに引き締めたい部位がある人には、「部位別腸ストレッチ」も。ヒップやバスト、背中、腹筋、二の腕、顔のたるみまで、悩みに合わせてストレッチを選ぶことができます。

 腸の基礎知識やストレッチ方法を知ることができる上に、美腸であるために必要な生活習慣や食事の内容などもぎゅっと凝縮して掲載されている本書。腸を上げる効果を期待できるお酒なども紹介してくれているので、飲み会の多い人も安心。

 個人差はありますが、早い人は翌日にもスルリとうんちが出るなど効果を感じる人もいるのだそう。

 腸を制するものは美容を制す。ズボラな人にもぴったりのメソッド本ですよ。

文=園田菜々