「美習慣」と「ストレッチ」でリバウンド知らず。女医が教える最強ダイエット法とは

健康・美容

更新日:2020/9/9

『39種類のダイエットに失敗した46歳のデブな女医はなぜ、1年間で15kg痩せられたのか?』(日比野佐和子/マガジンハウス)

 ダイエットに挑戦した人なら、誰でも気づく瞬間があるのではないでしょうか。本当に大変なのは、痩せることよりも、「リバウンドしないこと」である、と。

 『ホンマでっか!? TV』『ミヤネ屋』など数多くのテレビに登場し、女性に支持を受けるアンチエイジングドクターの日比野佐和子。日比野先生は、40年近く肥満に悩み続けた経験の持ち主。しかし、とうとう42歳のときに1年間で15kgの減量に成功。それから4年経つ今もリバウンドせずに体形を維持しています。

 日比野先生が試したダイエット法は、なんと39個。グラノーラやゆで卵の置きかえダイエットなどライトなものから、ドーム型サウナや吐くダイエットなどハードなものまで。そしてそのどれもが失敗。一時的に痩せても、反動で太ってしまう、の繰り返しでした。

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 そんな試行錯誤の末にたどり着いた最強のメソッドを紹介するのが『39種類のダイエットに失敗した46歳のデブな女医はなぜ、1年間で15kg痩せられたのか?』(日比野佐和子/マガジンハウス)です。

 小さい頃から肥満に悩んでいた日比野先生が、初めて意識的にダイエットをしたのは中学3年生のとき。当時流行していた「りんごダイエット」に挑戦します。三日間りんごだけしか食べない生活を送り、見事体重は減! でも翌日からごはんとお菓子を食べて元通り…。

 その後も何度か置きかえダイエットを試しますが、結局どか食いをしてしまい失敗、が続きます。

 他にも、わかめダイエットをしたせいで涎が止まらなくなったり、油抜きダイエットをしたせいで生理が止まったりと、壮絶なダイエット人生が描かれます。ちなみに、本書では先生が試してみてダメだったダイエットワースト5も紹介。

 キレイに痩せる美習慣は「食事」と「ストレッチ」、たったこの二つだけ。これだけ色々と試してきた先生が、最終的にとてもシンプルな方法に落ち着いたとは意外です。でもシンプルだからこそ、健康的で続けやすい方法が紹介されています。

 手始めに、つい「食べない」方法を考えがちですが、日比野先生いわくポイントは「自炊」なのだそう。自炊にも様々なポイントがあり、

・白い炭水化物は「茶色」に変える
・消化をスムーズにして老廃物排出を促す「水耕栽培野菜」
・昼食は万能ダイエットフードのカレー
・ホットヨーグルトで「デブ菌」を撃退

 などなど、「痩せる食事」が多数紹介されています。どれも難しくないし、何より我慢しなくていいのがうれしい!

 ダイエットといえば「運動しなきゃ」と思いがちですが、ここでも日比野先生の答えは「NO」。キレイに痩せたいならストレッチがいいのだそう。あまり激しい運動をすると活性酸素が増えて、お肌の老化や体形崩れにつながることも。

 痩せる体質になるピンポイントストレッチから、下半身太りを解消する「女性K-POPダンス」といった効果的なエクササイズまで紹介。わざわざ外に走りに行かないで済むのなら、習慣にも取り入れやすそう。

 巻末には、1週間の食事ダイアリーも掲載。ダイエットビギナーはこれを真似して始めてみるのもいいですね!

 数多のダイエット法を自身で試しながらたどり着いた、最高のメソッド。役に立つだけではなく、なんだか勇気とモチベーションももらえるダイエット本です。

文=園田菜々

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