子どもも大人も楽しめる国民的ギャグアニメ「忍たま乱太郎」の原作

2012/2/6

落第忍者乱太郎 (1)

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : 朝日新聞社
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:尼子騒兵衛 価格:432円

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実写映画が昨年7月に公開されたことでも話題になった「忍たま乱太郎」の原作。NHKアニメの「忍たま」は、今年の4月で放送開始20年。おめでとうございます。

原作である本作『落第忍者乱太郎』(略称「落乱(らくらん)」)は、1986年から『朝日小学生新聞』で人気連載中。単行本は、じつに累計800万部を突破しているとか! 子どもを中心に、大人にもファン層を広げ、快進撃を続けています。

1巻では、一流の忍者になるべく、主人公の乱太郎が忍術学園の門を叩き、一緒にドタバタを繰り広げることになる忍者志望の友達しんべヱ、きり丸との出会いや、学校に親しんでいく様子がギャグタッチで描かれます。

舞台である室町時代末期には存在しないもの(自動販売機やハンバーグ、など)が出てきたり、メタ発言があったりと、演出としてのギャグが満載ですが、基本的にはしっかりとした歴史マンガで、忍者や時代についての考証がしっかりとなされています。

じつは以前、作者の尼子騒兵衛先生に、教育記事の案件でインタビューをさせてもらったことがあります。
「子ども向けだからと、手を抜いて描いたことはない」
「楽しめる演出はするが、ウソはつかない」
といった話から、時代考証をとても大切にされていることが伝わってきました。同時に、「調べて新しいことを知るのはとても楽しい」と、仕事のおもしろさについても聞くことができ、「作品の楽しい世界観には、自らの体験が投影されているんだな」と勝手に納得したものです。

エンターテインメントとアカデミック、どちらの見方でも楽しめる本作。
未読の方はぜひ一度、「国民的」と多くのファンに支持されるわけを知るためにも、原作「落乱」ならびにアニメ「忍たま」に触れてみてください。

本編の前に親切な「主な登場人物」紹介があり、初心者でもキャラクターがつかめる

ラノベで学園モノが根強い人気ですが、本作の舞台も忍術「学園」

「これから オレたち三人 なかよくやろうぜ」。右から乱太郎、きり丸、しんべヱ…3人の運命的な出会い

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