公共マナーがなってない“あの人”を撃退する方法

人間関係

2017/10/16


 夜の通勤電車、図書館、公共の場所―――至るところでマナー違反を繰り広げる人がいます。そんな相手を前にしたとき、あなたならどうするでしょうか? 車両を変えたり、居る場所を変えたり、あるいは無視するなどの方法があります。でも、もしそこから逃れられない状況だったら? 我慢する――それも1つの方法です。しかし危険な相手でないのならば、 何かメッセージを発信して「改善してもらう」のもよいでしょう。あなたの小さな勇気でみんなが快適に過ごせるようになります。今回は「世間の不快な相手にやり込められない対応術」についてご紹介したいと思います。以下は実際に筆者が試したものばかり、どれもかなり効果的でした。ぜひあなたもお試しください。

■図書館で不快な打ち込み音を出す相手

 図書館などでときおり遭遇するのが「異常に大きな音を立ててキーボードを打ち込む人」。仕事や勉強に集中できなくてイライラ。こんなとき「もしや自分が神経質なだけ?」と思ってしまうもの。しかし雑音が気になるのも事実。

 そんなときはまずお隣の人にこっそり確認します。「あの、私のキーボードを打ち込む音、うるさくないですか ?」と聞きます。これはあくまで「きっかけ」です。次に「ではあの方の打ち込む音はどうですか?」と聞きます。もしここで「うるさいですね」と答えたら、あなたが気になっている人が公共の迷惑となっている証拠。ここからは確信を持って動きましょう。本人のいる場所に近づき笑顔で言います。「あの、パソコンを打ち込む音をもう少し小さくしてもらっていいですか?」これでたいていは解決します。

 会話をしてうるさい人がいた場合は?その場合も、けんか腰にならずに近づいて笑顔で「シーッ!」と言います。これでたいていは静かになります。笑顔になることを意識すれば気軽に注意することができます。ぜひお試しくださいね。

■電車内なのに大声で電話で話している相手

 電車のなかで大声で電話で話す……、これだけで相手は「周囲にどう思われようと関係ない身勝手な性格」の持ち主と判断できます。そんな相手に「静かにしろ!」と言ってしまうと、反撃にあいトラブルに発展する可能性があります。筆者も若い頃に車内でトラブルになりかけました。相手の携帯を取り上げて電源を勝手に切ったこともあります。しかしこれも暴力沙汰に発展する可能性がありあまりおすすめしません。

 このときは「仕事の邪魔したな!」と向かって来られました。ケンカに勝っても負けても大人としては代償が大きすぎます。ですからからこんなときは、相手の肩をポンポンとたたき笑顔で「シーッ!」と言うのです。これで多くの場合は解決します。何度か実験しましたが、相手も笑顔で応じてくれるケースがほとんどです。

■公共の場所で大騒ぎしている子供

 公共の場で小さい子供が大騒ぎして周囲に迷惑をかけている。近くに親がいるが親の言う事も聞かない。もしくは親もほったらかし……、そんなときにはどうしたら良いのでしょうか?言って聞かせて聞くほど物わかりがよいはずがありません。やんちゃな子供は口頭で「しずかにしてね〜」と言っても「バーカ!」と言い返してきたり、しつこく攻撃してくることもあります。

 こんなときは「ほら、静かにしなさいよ。そんなに言う事を聞かないのなら、ママに怒られるぞー!」と言いながら、脇腹をくすぐります。少々強めに、長めにくすぐります。そして「まいったか!静かにするんだよ」と笑顔で言います。くすぐられるのは子供にとってはかなりキツイもの。さてこのときに気をつけないといけないのが、くすぐるときに子供が暴れて、机のカドに頭をぶつけないようにするということ。「うるさいガキだな!静かにしろ!」このようにストレートに怒ってしまうと、その後が気まずくなります。ぜひ笑顔できつめの「くすぐり」で親の代わりにしつけてあげましょう。

■電車内でぶつかってきたうえに睨んでくる相手

 この場合、もっとも気をつけなければいけないのが「腕っ節に自信がある人」です。もっというと「自信はあるが路上等でケンカをした事がない人」です。心当たりのある方は一触即発の瞬間に「殴り合って警察から事情聴取を受けて、次のアポイントに遅刻し、人事部から謹慎処分を受ける自分」を想像しましょう。あるいは「相手が脳挫傷になり、傷害罪で逮捕される自分」を想像したりあるいは「自分が失神して病院に運ばれるシーン」を想像します。そうすれば血が上ったアタマを冷やすことができます。路上でケンカをしたことがない人はこれが想像できずに、暴走してしまうケースが多々あります。

 もし相手がヒートアップしてしつこい場合には「傷害罪でつかまりますよ?慰謝料も高いよ」と、耳元で小さな声でささやくのも効果的。相手が会社員などの場合は「おたくの人事部に電話しますよ?」と耳元で囁くと相手は我に帰ります。私はかつてこれで次のアポイントに間に合わすことができました。

 ここに紹介した内容はすべてが万能の対応策とは言えないかもしれません。もちろん「触らぬ神に祟りなし」というケースもあるはずです。しかし、ぐうの音も出ずに固まってしまったり、情けない自分に嫌気がさしている方が「一歩」を踏み出すヒントにはなると思います。自分流にカスタマイズして、きれいごとでは済まない瞬間をうまく切り抜けて頂けたら幸いです。

文=citrus エッセイスト・講演家 潮凪洋介